「終着駅」タグアーカイブ

駅前などにある鉄道系展示品を訪ねる(13)三重県・伊勢奥津駅

鉄道が主役の旅スタイルを応援する見どころ案内

[場所]JR名松線 伊勢奥津駅

駅ナカや駅近の鉄道にまつわるオブジェや
モニュメントを訪ねる不定期シリーズです

伊勢奥津駅があるJR名松線は、JR紀勢本線松坂駅から布引山地(西)方へ向う営業キロ43.5kmの距離の非電化行き止まり路線で、伊勢奥津駅はその終点駅になる。
名松線が伊勢奥津駅まで全通したのは1935年(昭和10年)で、この時すでに旅客列車は一部で気動車化が進められていたが客車列車と貨物列車はSL牽引により運行されていたので、そのSLに給水するための給水塔が遺構としてではあるが、いまでも駅の片隅に立っており往時を偲ばせてくれている。 続きを読む

地下鉄車輛はドコから入れる!?神戸市営地下鉄海岸線篇

鉄道が主役の旅スタイルを応援する見どころ案内

[場所]神戸市営地下鉄海岸線 和田岬-御崎公園

兵庫県神戸市内には地下を走る鉄道線がいろいろあるが、神戸市営地下鉄はその中で、西神延長線・西神線・山手線・北神線の架線集電標準軌粘着方式グループ(1系統で運行されているが)と海岸線の架線集電標準軌鉄輪式リニア方式グループ(1線だけだが)2種類の駆動方式の路線を保有しているのはご存知と思う。
このうち、架線集電粘着方式グループは地平に車両基地があるので、車輛搬入がどこからなされるのかは一目瞭然だろう。ところで、架線集電リニア方式グループの海岸線は車両基地が地平にないのはおろか、線路が地上にでる所もない。 続きを読む

直接吊架方式電車線の終着駅を眺める

鉄道が主役の旅スタイルを応援する見どころ案内

[場所]JR弥彦線 弥彦駅

直接吊(ちょう)架方式電車線 とは、JR(元・国鉄)の場合、シンプルカテナリーから吊架線を除き支持点(ビームに吊っている碍子部分)から2本の吊りロットによりトロリ線を吊架する方式のことで、新潟県のJR弥彦線一部区間は同県内のJR越後線の一部区間と共に国鉄時代の1984年4月8日にこの方式で電化開業している。 続きを読む

交流用ACCUMに乗ってみよう

鉄道が主役の旅スタイルを応援する見どころ案内

[場所]JR奥羽本線 秋田-JR男鹿線 男鹿
JR東日本の交流用一般形蓄電池駆動電車EV-E801系2両1編成が、交流電化線区において走行可能な蓄電池駆動システムの技術的検証や将来の発展に向けた可能性を探るため、JR奥羽本線 秋田-JR男鹿線 男鹿 間へ2017年3月から投入され現在営業運転に就いている。
交流電化区間に絡めた交流用蓄電池駆動電車はすでにJR九州においてBEC819系(その記事はココをクリック)が実用化され2016年10月19日から投入されているが、EV-E801系は同じ交流20kVでも50Hz用の違いがある。 続きを読む

駅前などにある鉄道系展示品を訪ねる(4) 宮城県・利府駅

鉄道旅を一層たのしくする車窓・施設案内シリーズです。
[場所]JR東北本線 利府駅周辺
駅なかや駅近の鉄道にまつわるオブジェやモニュメントを訪ねる不定期シリーズです
JR東北本線の利府駅は、いまでこそ枝線の終着駅ように見えてしまうが、かつては線路がここから先の現・品井沼駅までつながっており、東北本線の中間駅だった。ところが、この利府-品井沼 間には16.7‰の勾配があり、これを避けるために1944年11月15日に「海線」と呼ばれる 陸前山王駅 を経由する迂回線が開通、従来の線路は「山線」と呼ばれるようになった。さらに1962年4月20日には山線の松島-品井沼 間が廃止、同年7月1日に利府-松島 間が廃止され、この時に利府駅は枝線の終着駅になった。 続きを読む