「名所・旧跡」タグアーカイブ

天井川の掘削トンネル探訪(4) JR東海道本線・草津川隧道

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[場所]JR東海道本線 草津-南草津

天井川の鉄道隧道の中でも掘削トンネルを
特に限定で訪ねる不定期シリーズです

鉄道の天井川トンネルというと、まず名が挙がるのが東海道本線の「草津川トンネル」だったりして、一般的にも有名な存在だが、実は2002年に下流部に草津川放水路が開削され流路を変更したため、天井川をなしていた旧河道は廃川になり、現在は水が流れていない。
とはいえ、未だに天井川トンネルは遺構として残っているし、このうちの逆U字形断面の隧道はどう見ても掘削トンネルと思われるので訪ねてみた。 続きを読む

東海道新幹線 浜松-豊橋 間の車窓から見える岩山の正体は?

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[場所]JR東海道新幹線 浜松-豊橋

JR東海道新幹線の下り列車に乗っている場合なら浜松駅を過ぎて25kmほどと30kmほどの地点の車窓右側に、岩肌がむき出しになった小山が2つ続けて見えるのをご存知の方は多いだろう。車窓からの眺めでは共に断崖にも見え、特に二番目(豊橋寄り)の岩山がどんな場所なのか?筆者は以前から気になっていたため、このたび思い立って訪ねてみた。 続きを読む

境内地を通る踏切を訪ねる(初回)岐阜県大垣市・石引神社

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[場所]西濃鉄道市橋線 美濃赤坂-乙女坂

神社仏閣の境内を横切る鉄道線路の踏切を訪ねる
不定期シリーズです

全国の鉄道線路の中には神社仏閣の脇に敷設された区間がタマにあるが、位置によってはルートの都合から線路がその境内地のナカを通ってしまっている場所も僅かに存在する。そしてこのような場合だとその線路を渡るために、境内ナカに踏切がある状況が生じているケースも案外起こりうる。
そんな境内地に踏切がある景色って「ナゼここに!?」って意外性が不思議だったりするので、この度…境内地にある踏切を訪ねる…シリーズを不定期で始めさせていただいた。
ということで、栄えある初回は、貨物鉄道好きには有名なアノ踏切が登場だ。 続きを読む

鉄道駅詣で拝受?する『鉄印』が第三セクター鉄道40社で開始

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[場所]第三セクター鉄道等協議会加盟40鉄道

日本に第三セクター鉄道は数々あるが、その中で旧国鉄線・鉄建公団建設線・JR線を転換の40社が参加する「鉄印」なる風習(笑)が2020年7月10日からスタートした。
「鉄印」とは、第三セクター鉄道等協議会加盟40社の代表駅にて拝受できる、神社や寺院の御朱印帳をモチーフにした鉄道版のオリジナル印のことで、これを受けるためには同協議会が作成した御朱印帳のような冊子「鉄印帳」が必要になる。 続きを読む

大川に架かる元・鉄道可動橋梁は線路廃止後も働態保存継続中

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[場所]元・国鉄佐賀線(廃線) 諸富-筑後若津

九州の福岡県と佐賀県県境に流れる筑後川「筑紫次郎」下流に保存可動鉄道橋梁が架かっている。この橋は元・国鉄佐賀線の筑後川橋梁で、同線が廃止される前日1987年3月27日まで鉄道橋梁として使用されていた。さて同保存橋梁だが、現在「筑後川昇開橋」と呼ばれ、いまも可動桁が稼働状態で保存されている。この点は特筆に値し得るし、さらには廃線後の1996年に遊歩道として整備され徒歩で渡ることができるのも、ここの嬉しいところであろう。
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