「連載記事」カテゴリーアーカイブ

保存航空機と保存鉄道車輛の両方がある南国九州の街

乗り物が主役の旅スタイルを応援する見どころ案内

[場所]鹿児島県鹿屋市

鹿児島県の鹿屋市は、いまでこそ鉄道が通っておらず、したがって駅もないが、かつては志布志駅と国分駅を結ぶ国鉄大隈線が鹿屋市には通っていて、同線がJR発足直前の1987年3月14日付で廃止されるまでは同市内には駅があった。
このことを後世へと伝えるために、大隈線鹿屋駅跡地に隣接した場所に「鹿屋市鉄道記念館」が1988年9月28日に開館。ここにはキハ20形気動車やモータカーなどが保存展示されている。 続きを読む

標準軌と狭軌の異ゲージが4線軌条で敷設されている駅

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[場所]近畿日本鉄道 橿原神宮前駅

日本の私鉄・公営鉄道には、京王電鉄や東京都交通局など異なるゲージの鉄道路線を保有・運営している鉄道会社が数社存在している。この中にはJR新幹線や箱根登山鉄道のように異ゲージ路線が重なる区間で3線軌条になっている路線もある。しかし、これらの鉄道は1社を除いて各ゲージごとに検車区などを有しているため、検査のため駅などで台車振替をしてまで、異ゲージ路線へ乗り入れる必要がない。
さて、上記「1社」とは近畿日本鉄道(以後「近鉄」と表記)のことで、他の異ゲージを保有・運営している鉄道会社とは異なり、狭軌1,067mmゲージの電車が検車のため、台車を振替て回送列車として標準軌区間へと乗り入れてくる。 続きを読む

天井川の掘削トンネル探訪(7) JR七尾線・宝達川隧道

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[場所]JR七尾線 免田-宝達

天井川の鉄道隧道の中でも掘削トンネルを
特に限定で訪ねる不定期シリーズです

天井川といえば近畿地方(便宜的に岐阜県美濃南西部を含む)にあるイメージが強いが、なんと北陸能登のJR七尾線沿線にも存在している。それが能登半島南西部から日本海へと流れ込む宝達川になる。
区間的には免田-宝達 間で、天井川である宝達川の下を隧道にてくぐっている。
というわけで「天井川の掘削トンネル探訪」シリーズの一つとして、そんな宝達川隧道を訪ねてみた。 続きを読む

日本の鉄道開業150年に寄せて旧・横浜駅を訪ねてみた

鉄道開業の話題は新橋(汐留)駅だけじゃない、旧・横浜(桜木町)駅にも注目してほしい

[場所]JR根岸線 桜木町駅

当サイトは鉄道系なので「鉄道開業150年」のまつり(笑)には強いて迎合しないつもりでいたが、このまつり(笑)で新橋駅はそれなりに紹介されているけれども、鉄道開業当時に新橋駅と同時開業の終着駅側「横浜(現・桜木町)駅」が、あまりにも話題にならなく寂しいので、横浜(桜木町)駅にも鉄道開業時に関わる展示があることをココで報じたく記事を書かせていただく。 続きを読む

リニモの分岐器が動くシーンが見れる駅

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[場所]愛知高速交通(リニモ) 東部丘陵線 八草駅

「リニモ」とは愛知県の愛知高速交通 東部丘陵線(以下「リニモ」と表記)の愛称で、磁気浮上式鉄道路線として日本唯一の営業運転を行なっている、軌道法に基づく軌道のこと。駆動はリニアモータに拠っていて、浮上方式は常電導吸引型磁気浮上式のいわゆるHSSTになる。なので、中央新幹線の超電導リニアの反発式とは異なり、こちらの吸引型の浮上量は約1cmほどだし、その浮上量の基準となるレールやリアクションプレートはモジュール(台車)に下部まで覆われているため、乗っている時は本当に浮上しているのか(笑)の実感はない。 続きを読む