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秋本敏行:のりものカメラマン 1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカ メラマン・チームの一員として参加して、1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わ る。その後に自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。日本 国内の鉄道・軌道の営業路線全線を完乗している。

スタンプ物語19・大塚駅

駅舎改築でスタンプもリニューアル

都電荒川線に乗って下町散歩を!

スタンプの絵柄は「駅舎と都電」です。山手線内では唯一都電荒川線に接続しており、大塚駅前停留所があります。ちょうど写真のように南口と都電を入れたようなアングルでしょうか。
この都電荒川線は三ノ輪橋~早稲田間12.2kmを走る路面電車です。かつては都内に縦横無尽に張り巡らされ、41系統最大総延長213kmにおよんだ交通網でしたが、モーターリゼーションと東京都交通局の経営悪化によって、昭和42年(1967)から昭和47年(1972)にかけて181kmの区間が廃止されました。都電荒川線は27系統と32系統を統合して、現在に至っています。当区間には30もの停留場が設けられ、下町や江戸の史跡散策には最適な路線です。料金は均一160円。1日乗車券は400円という格安で、3回乗ればモトがとれてしまうすぐれものです。のんびり散歩するなら都電に乗って移りゆく町の風景を楽しむのもいいかもしれません。沿線には荒川遊園地・飛鳥山公園・高岩寺(とげぬき地蔵)・雑司ヶ谷霊園・鬼子母神など見どころがたくさんあります。

ところで大塚駅のスタンプは、今回のシリーズでも印影が一度変更されています。かつては高架にもかかわらず、北口と南口が改札で分断されており、通り抜けるには都電のホームを歩くしかありませんでした。そのため印影も三角屋根が目印の南口駅舎が描かれていたのです(現在はなし)。南北自由通路が完成したのは平成21年(2009)10月からで、駅舎も駅ビル建設に伴い解体されました。そのためスタンプもリニューアルされたのです。2012年2月現在では南口駅ビルの建設が始まっており、印影も現在もの建設が進められているようですが、2013年秋の完成をめざしており、地上12階の建物になるようです。完成予想図はこちらでも見られます。この駅ビルが完成したらスタンプの印影も三度変更されるのでしょうか。移り変わる時の流れにスタンプコレクターもうかうかしていられませんね。

大塚駅周辺の史跡としては、南口徒歩2分のところに天祖神社(写真左)があります。大塚駅は文京区でなく豊島区にあり、現在は豊島区南大塚となっていますが、旧来は巣鴨と呼ばれていました。ここが旧巣鴨村の総鎮守でした。鎌倉期の元亨年間(1321~23)創建と伝わり、境内にある樹齢600年といわれる夫婦銀杏は太平洋戦争の際、空襲で焼け焦げになったのに、いつの間にか青々と葉をしげらせて生き返ったといいます。自然の生命力には感服しますね。また同じく南口から徒歩10分のところには東福寺があります。石段の参道には明治37年(1904)に建てられ道標の役割を果たした庚申塔や、付近に牧場があったことにちなむ「疫牛供養塔」(写真右)も建っています。
次回の停車駅は巣鴨駅です。


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※スタンプは紛失・摩滅・取替などの事情により、ない場合もございますのでご了承ください。また、駅員のいない時間帯は押せないこともありますのでご注意ください。

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スタンプ物語18・池袋駅

10分歩いて鬼子母神

駄菓子とおせん団子に舌鼓

池袋のスタンプは「鬼子母神とすすきみみずく」です。鬼子母神は昨日の目白駅からも近いのですが、池袋でも東口から明治通りを南下すれば徒歩10分程度です。このスタンプには池袋~雑司ヶ谷間をLRT(超低床式路面電車)で結ぶ構想への意図が込められているかもしれません。まだ未知数ですが、実現すれば鬼子母神へのアクセスもグッと便利になりますから。
本当は都電荒川線に鬼子母神前の停留場があり、そこからが至近なのですが、樹齢数百年のケヤキ並木の参道の先に法明寺鬼子母神堂があります。鬼子母神とはインドで訶梨帝母(カリテイモ)とよばれ、王舎城(オウシャジョウ)の夜叉神の娘で、嫁して多くの子供(500人とも1000人ともいわれる)を産みました。しかし、性質は暴虐で近隣の幼児をとって食べるので、人々から恐れ憎まれました。そこでお釈迦様が末の子を隠して、我が子を失う母の苦しみを悟らせ、仏教に帰依させたとのことです。
鬼子母神堂は永禄4年(1561)に山村丹右衛門が現在の目白台付近で鬼子母神像を掘り出し、東陽坊に祀ったのが始まりで、天正6年(1578)年に現在地に移ったといいます。現在の社殿は寛文4年(1664)の建立で、豪華な彫刻が施されており、東京都指定有形文化財に指定されています。

境内に一軒ある駄菓子の『上川口屋』(写真左)は江戸時代からの老舗で、毎年10月16~18日に行われる御会式大祭では『名所図会』にも描かれている郷土玩具すすきみみずく(写真右)を買うこともできます。1800年頃、病の母を看病する久米という娘が、家が貧しいため薬も買えず、鬼子母神にお祈りを続けていたところ、ある夜、夢枕に突然蝶(鬼子母神)が現れ、「すすきみみずく」の作り方を教えてくれました。これを門前で売ってみたところ、飛ぶように売れて母親の薬も買えるようになり、母の病気も治ったという孝行物語です。「すすきみみずく」はかつて数軒つくっているところがあったのですが、最後は鬼子母神脇の『音羽屋』だけになってしまい、その『音羽屋』も2010年に閉店してしまったそうです。後継者がいないのは悲しい限りですね。

「すすきみみずく」の閉店は寂しいですが、数年前に羽二重団子本舗澤野修一社長の尽力でおせん団子(写真左)が復活しました。おせん団子は鬼子母神に千人の子どもがいたことにあやかり、たくさんの子宝に恵まれるよにという願いに由来し、江戸期には鬼子母神参詣のお土産でも知られていました。鬼子母神境内の『大黒堂』で、毎週日曜と縁日(8・18・28日)におせん団子が売られています。
鬼子母神で最後にひとつ。扁額(写真右)をよくみてください。「鬼」の表記で第一画目の点がありません。これは鬼子母神が釈尊に諭されて改心し、角を外したという理由によります。

ところで池袋は現在でこそ新宿の次に乗降客数が多いのですが、明治28年(1895)に日本鉄道品川~赤羽間が開通したとき、何もない農村地帯だったため駅が設けられませんでした。明治35年(1902)にようやく信号所として開設し、その後、現在の山手線となる田端への支線を分岐する際に、当初予定されていた目白での分岐を、地形の問題や住民の反対で池袋に変更されたため、翌年に駅として昇格しました。しかし、その後も駅の東側に広大な巣鴨プリズンがあったため、思うように発展しませんでした。サンシャインシティや東武・西武の百貨店など派手な変貌を遂げるのは戦後のことです。

池袋にはそんな発展を記すような1985年9月30日の埼京線開業記念スタンプ(右)のほかに1988年3月13日の東北・高崎線の電車乗入記念スタンプ(2種類)が東口駅長室に保管されています(2012年1月現在)。もっとも駅長室までスタンプを押しに訪ねてくる客も稀のようなので、筆者が訪れたときは、ずいぶんと気持ちのよい応対に感激しましたが。
次回の停車駅は大塚駅です。


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※スタンプは紛失・摩滅・取替などの事情により、ない場合もございますのでご了承ください。また、駅員のいない時間帯は押せないこともありますのでご注意ください。

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GWに関西で『鉄道甲子園2012』開催

関西の鉄道が一堂に集まる鉄道イベント

『鉄道甲子園2012~ちびっこあつまれ!関西の電車がいっぱい!!~』

開催について 阪神電気鉄道株式会社

株式会社阪神コンテンツリンク(本社:大阪市 社長:石橋正好 阪神電気鉄道株式会社100%出資)は、鉄道イベント『鉄道甲子園2012』を今年のゴールデンウィーク〈2012年4月28日(土)~5月6日(日)〉に大阪梅田のハービスHALLで初めて開催します。
→ http://www.tetsudokoshien.com

現在、関西での鉄道イベントは各鉄道会社主催の「鉄道の日」イベントなどが分散して開催されています。このため、阪神電車のグループ会社である当社では、「関西の鉄道が一堂に集まること」「関西から新しい鉄道イベントを発信すること」をコンセプトとして、関西の鉄道各社の協力を得て、『鉄道甲子園』の名称で鉄道イベントを開催することにいたしました。なお、鉄道のグループ会社主催による、鉄道各社の鉄道関連機器が集まるイベントは関西では初となります。
普段は見ることや触ることのできない実物の鉄道関連機器(阪神電車で実際に運転士の教習に使われているシミュレーターや初代新幹線の実物運転台等)の展示・体験、鉄道各社のオリジナルグッズやイベント限定グッズの販売など、ファミリーが楽しめるエンタテインメントが盛りだくさんで、子供たちの鉄道への興味を高めながら大きな夢を育むイベントとなっています。
これからも、当社では『鉄道甲子園』を日本各地で開催し、このイベントが関西発の「日本で一番の鉄道イベント」となることを目指していきます。
本イベントが、鉄道文化にとっても、実りあるものになるよう尽力いたしますので、開催意義等をご理解いただき、御社媒体でのお取扱いをいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

【鉄道甲子園2012イベント概要】

1.名称:
鉄道甲子園2012 ~ちびっこあつまれ!関西(かんさい)の電車(でんしゃ)がいっぱい!!~

2.開催期間:
2012年4月28日(土)~5月6日(日)[9日間]
10:00~18:00(最終日調整)

3.会場:
ハービスHALL(大阪市北区梅田2丁目5-25 ハービスOSAKA 地下2階)

4.チケット:
3月1日(木)前売券発売開始(予定)
入場料 大人 1,000円(800円)/3歳~小学生 700円(500円)
 ※( )内は前売り料金
 ※チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス他で販売

5.主催:
株式会社阪神コンテンツリンク

6.協力:
近畿日本鉄道株式会社、京阪電気鉄道株式会社、南海電気鉄道株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、阪急電鉄株式会社、阪神電気鉄道株式会社(順不同)
 ●ターゲット…ファミリー(未就学~小学生の子供とその親及び祖父母)

【会場構成】
会場はテーマ別に〈体験〉〈展示〉〈物販〉の3つのエリアで構成します。実際に運転士教育用として使用されているシミュレーター、運転ハンドルや方向幕など普段触れることができない実物の鉄道関連機器を体験することができます。また、新幹線の1/20の本格的模型や各私鉄の精巧な電車模型が一斉に並ぶ様は圧巻です。更に、子供達に人気のミニ電車の乗車や、鉄道ミニゲーム、抽選会など様々なイベントを実施する予定です。

〈体験ゾーン〉
■阪神電車 教育用運転シミュレーター
実際に運転士の教育に使用しているシミュレーターを体験できます。

■阪神電車 運転席モックアップ
運転台に座ったり、方向幕や車掌マイクの操作体験ができます。

■JR西日本 新幹線 1/20車両模型・パネル展示
昨年3月にデビューした山陽・九州新幹線「みずほ・さくら」をはじめ、人気の500系など各種新幹線の1両の長さ約1.2mもある大型模型や、パネル展示で新幹線の魅力を紹介します。

■JR西日本 実物運転台
初代の新幹線・0系で実際に使用していた運転台の体験や客席の椅子に座ることもできます。

■その他
実物車両の運転ハンドルを使用したNゲージの走行や、各鉄道会社のヘッドマーク、乗って遊べるミニ電車、方向幕操作体験器ほか、各社の車庫や限られた場所でしか見ることができない展示物を多数集めます。

〈展示ゾーン〉
■プラレールコーナー
各鉄道会社のプラレール車両が、ジオラマの上を走行します。
(C)TOMY 「プラレール」は株式会社タカラトミーの登録商標です。

■Nゲージコーナー
各鉄道会社のNゲージが、ジオラマの上を走行します。

〈物販ゾーン〉
■鉄道グッズの販売コーナー
各鉄道会社のグッズ、プラレール、鉄道甲子園オリジナルグッズなどを販売します。
ここでしか手に入らない貴重なグッズも登場。
 ※各社の出展内容は変更となる場合があります。予めご了承ください。
『鉄道甲子園2012』の詳細は、今後下記HPに順次掲載していきます。
 (鉄道甲子園URL) http://www.tetsudokoshien.com

<会社概要>
株式会社阪神コンテンツリンク HANSHIN CONTENTS LINK CORPORATION
本社所在地 大阪市福島区海老江1丁目1番31号 阪神野田センタービル10F
設立年月日 1989年9月1日(2002年4月1日に社名変更)
資本金   230,000千円(阪神電気鉄道株式会社 100%出資)
代表者   代表取締役社長 石橋 正好
事業内容
 (1)音楽ビジネス事業
    ・Billboard事業
    ・音楽イベントの企画・制作
    ・ソウルバードミュージックスクール経営
 (2)コンテンツ事業
    ・阪神タイガース試合中継番組制作
    ・阪神タイガース公式携帯サイト運営
    ・映像制作、CD制作、音楽出版事業
    ・販促企画立案・運営
    ・広告代理店業務
 (3)広告メディア事業
    ・阪神電車の広告媒体販売(交通広告・球場広告)
 (4)サイン制作事業

【ニュースリリースに関するお問合せ先】
株式会社阪神コンテンツリンク
コンテンツプロデュース部 宇山、高木、井坂
TEL:06-6347-4787 FAX:06-6347-4537

阪急阪神ホールディングス ニュースリリース
→ http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/GR201202081N1.pdf

発行元:阪急阪神ホールディングス
    大阪市北区芝田1-16-1

【付帯情報】
・鉄道甲子園2012のロゴマーク
http://itm.news2u.net/items/output/94996/1

News2uリリース詳細へ

関連URL:
http://www.tetsudokoshien.com

(livedoorニュース2012年02月08日17時10分)提供:ニューズ・ツ・ーユー

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スタンプ物語17・目白駅

江戸とは無縁な新駅舎が印影だが

目白不動は遠くても行く価値あり

目白駅のスタンプは「目白ろまんすテーション」。平成12年(2000)7月に完成した3代目駅舎です。開業は明治18年(1885)で、大正8年(1919)に改築され、全国初の橋上駅舎となりました。早稲田と同じ学生の街なのですが、こちらは学習院大学・川村学園女子大学と付属の小中高があり、女子学生であふれています。

周辺は学校敷地が多いのですが、少し足を延ばして15分ほど歩けば、駅の西側におとめ山公園(写真左)があります。おとめ山は「乙女山」でなく「御留山」と書き、江戸期は徳川家の狩猟地で一般の立ち入りが禁止されていました。敷地内の傾斜地から湧水が出ており、この清水を利用してホタルの養殖も行われ、毎年7月にはホタル鑑賞会も開催されます。まさに都心の秘境ですね。さらに道路を隔てた東側にも池があり、カルガモの親子の姿も見られます。公園を東西に分ける道路には「カルガモ横断注意」の標識までありますから微笑ましいですね。
反対に駅から目白通りを東へ500mほど歩くと都電荒川線が走っており、安産・子安で有名な鬼子母神がありますが、これは次のネタになってしまいますので、今回は割愛します。ちなみに目白の地名は江戸五街道守護の五色不動(目白・目赤・目青・目黄・目黒)のひとつ目白不動に由来しており、目白不動の金乗院(写真右)は、この先の豊島区高田にあり、駅から歩くと25分ほどかかります。まあ目白通りにはバスも走っていますので、鬼子母神のバス停で降りれば徒歩7分と近いですが。目白不動の墓地には慶安の変で刑死した丸橋忠弥(?~1651)や青柳文庫の青柳文蔵(1761~1839)の墓があり、他にも倶利伽羅不動庚申をはじめとする多くの庚申塔が見られます。
江戸の史跡以外では駅から徒歩3分のところに切手の博物館があります。日本および外国切手を約35万種収蔵し、3カ月ごとに企画展も催されます。入館料は200円ですが、1円以上の未使用切手(裏のりのない切手、目打ち欠け、折れのある切手、変色した切手は不可)も入館料に充てることができ、毎月23日の「ふみの日」は無料(23日が月曜休館日の場合は翌日)となるなど、いろいろとユニークな試みもしています。詳しくはこちらをご覧ください。
次回の停車駅は池袋駅です。


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スタンプ物語16・高田馬場駅

馬術訓練の馬場に由来

現在も流鏑馬が見られる

高田馬場の地名は、寛永13年(1636)に幕府によって造られた馬術の訓練場に由来しています。家康6男で越後高田藩主・平忠輝の生母高田殿の庭園があったことから「高田」ととったとも、一帯が高台であったことから「高田」と呼ばれていたともいいます。実際に高田馬場があった場所は旧戸塚村で、現在の西早稲田3丁目あたりですから、駅からは1kmほど東にあり、明らかに東京メトロ東西線早稲田駅のほうが最寄となります。スタンプに描かれていますのは、毎年10月に行われる流鏑馬(写真:東京新聞)です。鎌倉期の狩装束に身を包んだ射手が、約200mの直線を馬で疾走しながら3つの的を射抜いていく馬術で、西早稲田2丁目にある穴八幡神社の境内を出発した馬場行列は午後2時頃、戸山公園内の会場で流鏑馬を披露します。外国人にも人気の高い日本伝統行事。穴八幡には流鏑馬像も立っています。

江戸の史跡として近くには戸山公園もあります。園内にある箱根山(写真左)は山手線内で一番高い44.6mの人造の小山で、寛文年間(1661~73)に尾張藩主徳川光友によって回遊庭園が造られました。庭園図(写真右)は園内案内板でも見られますが、起伏のある公園は憩いの場となっています。

また、1999年に新宿指導センターが独自に製作した旧スタンプ(現在はなし)には、早稲田大学と水稲荷神社境内に建つ堀部安兵衛武庸加功績跡の碑が描かれていました。講談でもおなじみの「決闘高田馬場」です。元禄7年(1694)2月11日、御前試合で菅野六朗左衛門に負けた村上庄右衛門が、高田馬場で再決闘を申し込んだが、村上は菅野を騙し討ちにしようと、仲間を集め菅野は苦戦します。そこに菅野と叔父・甥の契りを結んだ中山安兵衛が助けに駆けつけて形勢逆転。不利になった村上らは逃げ出します。この安兵衛の武勇を聞いた赤穂藩士の堀部弥兵衛が娘婿に迎え、赤穂浪士の一人堀部安兵衛となるのです。
次回の停車駅は目白駅です。


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