甲子園歴史館リニューアルオープン

鉄道が主役の旅スタイルを応援する見どころ案内

[場所]阪神電鉄本線 甲子園駅直近

阪神甲子園球場がNPBセントラルリーグの阪神タイガースの本拠地なことは皆さん知っているだろう。その球場で2022年の第94回選抜高校野球大会が3月18日(金)~13日間(雨天順延あり)に開催される。
さて、この開幕日を遡ること2週間と1日前の2022年3月3日(木)に、兵庫県西宮市甲子園町の地に「甲子園歴史館」がリニューアルオープンした。
鉄道 旅がテーマのサイトなのにナゼに野球場の「甲子園」の紹介っと不思議に思った方も居るのではないだろうか? 当サイトの読者ならご存知の方は多いと思うが、阪神甲子園球場は阪神電鉄が所有・運用していて、鉄道とはかなり縁があるスタジアムなのである。
そして筆者がタマタマ下写真のポスターを阪神電鉄の駅で目撃してしまったため、新しいネタのうちに紹介しておこうと思って訪ねたのが、この記事になる。

阪神電車の駅に掲出されていたこのポスターを見たのが本記事を書く切っ掛けになったのであった。
甲子園歴史館がある阪神甲子園球場へは阪神電鉄本線 甲子園駅が最寄駅になる。まぁ読んで字の如くなので、ここまでは誰でも解るだろう。ところで同駅には出入口が西口と東口の2箇所あるが、阪神甲子園球場への最寄出入口は西口になる。ただし野球の試合が終了した直後などは西口は混むので、東口を利用した方が便利な場合もあったりする。

阪神甲子園球場の北側に甲子園駅がある。写真は球場側から北向の眺めで、左が元町方。駅出入口は2ヶ所あって、左が阪神甲子園球場直近の西口だ。
なお、JR東海道本線(神戸線)に甲子園口という駅があるが、こちらは阪神甲子園球場からはかなり離れている。

■甲子園歴史館へ向かう
阪神電鉄本線の甲子園駅西口を出ると、駅前広場が拡がり、その先にゲートがある。コレをくぐり横断歩道を渡ると、そこはもう阪神甲子園球場の敷地になる。

甲子園駅西口の駅前広場対面に立つ阪神甲子園球場のゲート。
甲子園歴史館はこのゲートから見て阪神甲子園球場の真反対(南)側スコアボード裏に位置している。そこに行くには球場の東側or西側のどちら側を回っても着けるのだが、筆者は左(東)側を回って行ってみた。
その道すがらを、写真を追ってお見せしていこう。

球場マップで上が北。下やや右の甲子園プラス2Fに「甲子園歴史館」がある。
上々写真のゲートから左(東)側へ進んだ先の光景。欧文のタペストリーの奥に「甲子園歴史館↑」の旗が見える。
さらに先に進むと甲子園歴史館が見えてくる。
陸橋を渡った先の2階に甲子園歴史館の入口がある。
ということで到着する。中がどぅなっているのかは、ご想像にお任せしたい(汗)。
営業時間:10時~18時(11月~2月は10時~17時)
休館日:月曜日(試合開催日・祝日除く)、年末年始
入館料:一般900円・高校生700円・こども500円(4歳~中学生)など
詳細は下記URLにて。
https://koshien-rekishikan.hanshin.co.jp
ちなみに、同建物内には他の施設も入っているので、それらは下記の写真を参照していただきたい。

球場脇にあった甲子園プラスの案内看板。
当記事アップ日時点~2022年4月3日(日)までは「センバツ企画展2022」を特別展示していることも申し添えておこう。

阪神電車の中吊りにあった「センバツ企画展2022」の案内。
それからもぅ3つ…まず、阪神電鉄甲子園駅のタイガースのユニホーム柄の自販機。2番・4番ホーム元町寄りエレベータ前にある。

HTマークはホーム試合の帽子色。
あと、阪神電鉄武庫川線を運行する電車に甲子園歴史館リニューアル記念の副標が2022年5月8日(日)まで掲出されている。
それが下の写真。

5500系TORACO号。東鳴尾-洲先。武庫川駅に留置中のトラッキー号にも「甲子園歴史館2022年3月3日 RENEWAL OPEN」の副標が掲げられていた。
5500系TORACO号 武庫川方の「甲子園歴史館2022年3月3日 RENEWAL OPEN」の副標のアップ。
そして、阪神甲子園球場にて阪神タイガースの試合がある日の名物となっている直通特急への「HANSHIN TIGERS」副標を掲出した阪神電車の写真も載せておこう。

「HANSHIN TIGERS」副標を掲出した直通特急9300系で、編成は9501F。山陽電鉄 別府

甲子園駅の駅前広場周辺も歩いてみた

阪神電鉄甲子園駅の西口側駅前広場を歩いている時に阪神タイガース球団旗柄の自販機を発見した。

西口駅前広場にあった阪神タイガース球団旗カラーの自販機。
コレを見てからなのだが、近くのショッピングモールCorowa甲子園内にある吉野家の看板が全国で唯一黄×黒になっているのを思い出して訪ねてみた。

黄×黒の看板で一時期SNSにて話題になったCorowa甲子園の吉野家の外観。
この吉野家は「吉野家コロワ店」という。看板に吉野家のイメージであるオレンジ×黒を使用せず、あえて黄×黒にした、阪神タイガース・ファンへの気遣いにはサスガと言えるだろう。
それに比べ、最近(といっても約26年前~)の阪神本線には…なんかオレンジ×黒に見えるカラーリングの電車が走っているような気がするのだが(笑)。知らんけど。

顔面がオレンジ×黒に見えると噂の1996年に登場した9000系。電車は9209F。最近はなんとなくオレンジ色が薄くなって、黄×黒っぽく見えなくもない。甲子園
2006年に登場の1000系。電車は1205Fで、こちらはドア回りが明らかにオレンジ色。135度子午線を通過中。山陽電鉄 人丸前
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。