アオシマの電気機関車EF66次期モデルは0番台2次車貨物新更新機で12月発売予定
青島文化教材社1/45トレインミュージアムOJシリーズNo.7 電気機関車EF66後期型貨物更新機
JR貨物の電気機関車EF66の0番台は、現在吹田機関区へ配属されている2次車EF66 27の1両のみが2021年12月時点で車籍を有しており、他の0番台は1次車・2次車も含めて廃車になっているのは、当サイトの読者の皆さんならご存知だろう。
さて、青島文化教材社では、以前から1/45トレインミュージアムOJシリーズとしてEF66が2度ほど、「No.4後期型」と「No.5前期型」がすでに製品化されているが、このほど第3弾として「No.7後期型貨物更新機」が2021年12月に発売される。
ちなみに、ここで言う 後期型 とは「0番台2次車」を指している。
なお記事内の画像は特筆以外は青島文化教材社(以後「アオシマ」と標記)提供で、写真のモデルは試作品のため実際の姿と異なる場合があることを申し添えておく。
このキットは、シリーズNo.も変わったのでパッケージデザインも一新。EF66 54の写真が箱を飾っている。
前回「No.5」からの注目の変更点は、キャブ上のエアコン室外機装備や飾り帯撤去後の塞ぎ板部品を実感豊かに再現し、屋根上の列車無線アンテナ・GPSアンテナや、スカートに増設されたMRPを新規に用意している。
付属の展示台はフラットな道床と整備用ピットの2種類をリバーシブルで再現できる。車体では、前後ドアが完成後も開閉可能。パンタグラフはPS22形が付属され、展開時と収納時を選択可能。台車は見えない所までリアルに再現など。
完成時本体寸法は約410mm×110m×60mm。
展示台寸法は約480mm×80mm×24mm。
上写真は、左が2018年12月に既発売の1/45トレインミュージアムOJデイテールアップパーツ「電気機関車EF66用LEDキット」2,860円(税込)、「電気機関車EF66ホイールセット」3,520円(税込)も別途購入になるが使用できることの紹介。右は必要な塗料をGSIクレオスの水性ホビーカラー or Mr.カラーの番号で標記しているが、OJシリーズは鉄道模型をすでにやっている方が制作するのだろうと勝手に憶測しているので(笑)、使い慣れた塗料があるだろうから、使用色の説明は今さらと思い、この写真のみに留めて、こまかく明記するのは省略させていただく。
付属ナンバーの機関車のカラーバリエーションは!?
車番はデカールに組んであるのが「EF66 27」「EF66 30」「EF66 39」「EF66 54」の4種類。
各車番のカマの特長としては、EF66 54は写真上2~3枚のカラーリングで乗務員室ドアの手すりと裾の帯が白。
EF66 39とEF66 30のカラーリングは乗務員室ドアの手すりは青15号で裾の帯はクリーム1号。
「ニーナ」ことEF66 27はアイドルロコとして有名なカマなので、どんなカラーリングか皆さんご存じと思うのと、模型の世界首都静岡のJR静岡駅で撮った同機の写真がタマタマあったので、それを載せて説明に代えさせていただこう。
[価格]18,480円(税込)
JANコード 4905083-061831
JR貨物承認済
株式会社青島文化教材社
TEL 054-263-2595 (平日9時~17時)
http://www.aoshima-bk.co.jp/
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。
[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。