さんてつが「こたつ列車」&「洋風こたつ列車」を運転

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[場所]三陸鉄道 各項ごとに記載
三陸鉄道(本社:岩手県宮古市)は2021年度冬期間の土日休日に1日あたり、旧北リアス線区間で「こたつ列車」を1往復、旧山田線→旧南リアス線区間では「洋風こたつ列車」を片道1本運転する。
こたつ列車とはお座敷車輛36-Z形36-Z1の車内各ボックスのテーブル回りにコタツ布団を掛けた掘りコタツ風(個人の感想です)仕様車で、洋風こたつ列車とはレトロ調車輛36-R形の車内各クロスシートのテーブル回りにコタツ布団を掛けた洋風コタツ風仕様車で、いまや「さんてつ」の冬の風物詩となっている列車のこと。

「洋風こたつ列車」は宮古→盛を片道

[場所]三陸鉄道 旧山田線→旧南リアス線区間
36-R形使用の「洋風こたつ列車」の運転日は2020年12月11日(土)・12日(日)・18日(土)・19日(日)・25日(土)・26日(日)、2022年1月2日(日)・8日(土)・9日(日)・10日(成人の日)・22日(土)・23日(日)・29日(土)・30日(日)、2月5日(土)・6日(日)・11日(建国記念の日)・12日(土)・13日(日)・19日(土)・20日(日)・23日(天皇誕生日)・26日(土)・27日(日)。

盛駅南方の跨線橋から眺めた三陸鉄道運行本部大船渡派出所(車庫)で、左が旧・山田線~旧・南リアス線区間にて洋風こたつ列車に主に使用される36-R形R3。他の車輛は左から、36-700形×2、36-100形。
運転時刻は、宮古11時05分発→盛13時55分着の片道で、途中、津軽石・陸中山田・岩手船越・大槌・鵜住居・釜石・唐丹・三陸・恋し浜・綾里に停車する。

一昨年2019年度冬期に旧・南リアス線で「洋風こたつ列車」に使用された三陸鉄道36-R形R1+R2。こちらもレトロ調車輛だが、このシーズンはどんな運行に使用されるのか気なるトコロ。旧・北リアス線田老駅での撮影のため運転イメージ。
洋風こたつ列車」の利用料金は、全車指定席で、乗車する区間の運賃もしくは「1日フリー乗車券」などの同区間に乗車できるきっぷ+座席指定料金300円+ご希望のお弁当(選択※宮古駅から乗車する乗客のみ)の合算になる。
お弁当の種類および料金は、瓶ドン1,500円・いちご煮弁当1,500円・ローストビーフ弁当2,500円。
ご予約は、三陸鉄道(株)旅客営業部 0193-63-7727(9時~17時30分)電話予約のみ。乗車日の2ヶ月前の9時から受付開始。お弁当は乗車日の2日前13時までの予約が必要。
車内では、ハイカラさんアテンダントによる紙芝居披露のアトラクション、沿線の見どころ案内、記念乗車証などプレゼントの催しがある。

「洋風こたつ列車」の着駅となる旧・南リアス線盛駅。プラットホームにハイカラさん(袴の女性)の姿が見える。車輛は36-700形×2。なお、盛駅南約200mの地点にある「BRT専用道の警報機が鳴る踏切」を姉妹サイトBusfan.jpで紹介しているので、合わせて見ていただけるとありがたい。

「こたつ列車」は久慈⇔宮古を往復

[場所]三陸鉄道 旧北リアス線区間
36-Z形使用の「こたつ列車」の運転日は2020年12月18日(土)・19日(日)・25日(土)・26日(日)、2022年1月1日(元日)・2日(日)・3日(月)・8日(土)・9日(日)・10日(成人の日)・15日(土)・16日(日)・22日(土)・23日(日)・29日(土)・30日(日)、2月5日(土)・6日(日)・11日(建国記念の日)・12日(土)・13日(日)・19日(土)・20日(日)・23日(天皇誕生日)・26日(土)・27日(日)、3月5日(土)・6日(日)・12日(土)・13日(日)・19日(土)・20日(日)・21日(春分の日)・26日(土)・27日(日)。
運転時刻は、上りが久慈12時00分発→宮古13時47分着で一般車輛(自由席)へ併結の各駅停車。下りは宮古14時40分発→久慈16時40分着で、途中、一の渡・田老・岩泉小本・島越・田野畑・普代・堀内・野田玉川・陸中野田に停車する。
※3月中旬にダイヤ改正の予定があるため、それ以後に時刻が変わる可能性がある。

前が「こたつ列車」に使用される36-Z形36-Z1。後ろは36-700形。なお、タイトル写真との連続撮影になる。田老駅にて。
こたつ列車」の利用料金は、こたつ車輛全席指定で、乗車する区間の運賃もしくは「1日フリー乗車券」などの同区間に乗車できるきっぷ+座席指定料金300円。
上り久慈12時00分発ではお弁当の予約ができる(※久慈駅から乗車する乗客のみ)。お弁当の種類および料金は、あわび弁当1,600円・うに丼1,700円・ほたて弁当1,200円・大漁舟唄御膳3,000円。※1月元日はおせち弁当のみ1,600円。ご予約は乗車・お弁当とも、三陸鉄道(株)旅客営業部 0193-62-7727 (9時~17時30分) 電話予約のみ。乗車日の2ヶ月前の9時から受付開始。お弁当は乗車日の2日前13時までの予約が必要。
車内では、なもみ(無病息災を祈願する北三陸の異形の神々)突然出現のアトラクション、沿線の見どころ案内、久慈市名菓ぶすのこぶプレゼントなどの催しがある。

ニュースが昨年同時期にアップした同列車の記事に、文章と写真がそっくりなのは気のせいではない(笑)。
そろそろ三陸鉄道の写真を撮りに行かねば…(汗)。

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。