ことでん安全スローガンは例の有名な踏切標語だけでないで

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[場所]高松琴平電鉄 瓦町駅

高松琴平電鉄(以後「ことでん」と表記)の踏切安全標識といえば、陸上競技さながらの図示をあしらった標語看板が有名だろう。先ごろにSNSなどで、その発想力の面白さからか、かなり話題になったのでご存知の方は多いことと思う。
ところで、ことでんの鉄道会社としての安全標語のスローガンにおける表現のセンスの良さは、それだけに留まらなかった。

ことでんの有名な踏切安全標識の標語看板。思い切ったデザインで先頃SNSにて話題になったのでご存知の方も多いだろう。
ソレ以外のスローガンとは、ことでん瓦町駅の乗り換え階段の壁に貼られていた「さぬき弁のマナー講座」なる標語ポスター8枚を指す。当該ポスターは先日に瓦町駅を利用した際に見つけたのだが、なぜならコレを拝見したトコロ、発想やセンスを目の当たりにしたので、このことにより、ことでんの表現力の豊かさ(笑)を気づかされたからに他ならない。
実はこのポスターは2013年から2016年にかけて作られたモノで、チョット古い話題にはなるのだが、面白い内容なので令和の時代にココで取り上げたくなった…。という経緯もあって、香川県の方にはいまさらネタとは思うが、そのポスター8枚の標語をココで紹介させていただくことにした。

さて、上の写真を眺めて気づいた方が居ると思うが、シリーズ番号がNo.5から始まっている点が気になった人も多いのではないだろうか。とりあえずことでん瓦町駅の琴平線・長尾線系統構内(志度線系統は未確認)では、筆者の捜索がたりなかったのもあるだろうが、No.1~4を発見できなかった(2021年10月時点)。
もしかしたらNo.1~4は2013年1月の発表と一足早い掲出だからか、この乗り換え階段のポスター一連にはなかったのかもしれない。
ことでんのどこかの駅には未だ貼られている可能性はあるけれど、探す間がないので、急ぎNo.1~4がどんな標語なのか気になった方がいらっしゃったら、下記URLをご覧いただきたくお願いしたい。
https://www.kotoden.co.jp/publichtm/kotoden/manner_up/

ことでんのラッピング電車もご紹介

ここで記事を〆てしまうと、3回連続で鉄道車輛の紹介がない記事になってしまうので、ことでん瓦町駅の片原町寄りにて、ある朝のラッシュ時に撮ったラッピング電車の写真を載せてしまおう(笑)。

ユニバーサルホーム号の高松築港方、1200形1214。
お~いお茶号の琴電琴平方、1300形1301。
お~いお茶号の高松築港方、1300形1302。
四国計測工業号の高松築港方、1200形1204。
金毘羅宮号の高松築港方、1200形1206。
金毘羅宮号の琴電琴平方、1200形1205。
金毘羅宮号の琴電琴平方、1200形1205。
金毘羅宮号の高松築港方、1200形1206。
ことでんのラッピング電車だが、ココで掲載しているのは2021年10月某日朝に運用に入っていた車輛のみであり、他にもまだ居ることを一言記しておく。

おまけ

当サイトの読者なら2021年11月3日にことでんレトロ電車3000形300号&1000形120号がラストランを果たしたことはご存知と思う。
それに関連してか「レトロ電車さよなら記念グッズ」発売のお知らせがことでん各駅に掲出されていたので、その写真も載せておこう。

ことでんレトロ電車さよなら記念グッズ発売のお知らせポスター。2021年10月末に撮影のため、アップ日時点で販売しているかは定かではない。
なお、このお知らせの内容は2021年10月末の情報であって、アップ日時点においてこれらのグッズがまだ販売されているとは限らない点を申し添えておく。

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。