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[場所]JR呉線 安芸長浜-大乗
天井川の鉄道隧道の中でも掘削トンネルを
特に限定で訪ねる不定期シリーズです
本記事で取り上げる路線の正式名は呉線だが、愛称に瀬戸内さざなみ線が設定されている。しかし愛称が長いので、タイトルと表題回りの[場所]は正式名を使用した。なお文中では呉線を使用していく。大勢には添っていないが、賢明な読者の方なら同じ路線を指していることを理解していただけると思う。
さて、そんな呉線だが、安芸長浜-大乗 間には天井川が流れており、これを線路は掘削(?)隧道によって通り抜けている。
この天井川は「東川」の名称で、山間の谷から海までの約800m流路があり、そのうち400mほどが天井川になっていて、中間の程よい所(笑)に呉線が通っているため、前後の道路は橋梁で渡っているのに、呉線のみが天井川トンネルでくぐっていて、隧道名は「東川トンネル」という名称が付いている。
筆者個人の感想になるが、天井川というと近畿地方(便宜上岐阜県西部を含む・汗)のイメージが強い。ところが広島県安芸地方にもあるということで、如何なるモノか気になったので訪ねてみた。


■「東川トンネル」を西(大乗)側からまず眺めていこう
東川トンネルは呉線大乗駅側からだと東約600mほどの場所にある。
行き方としては国道185号を歩いていくのが楽で、天井川の道路橋は「東川橋」の銘板が付いているので解りやすい。


フェンスはともかくとして、白いガードレールがあるため、対(東)岸からは車輛の走行写真は撮ほぼれないと思ってよい。




■次は「東川トンネル」の東(安芸長浜)側を眺めてみよう
川の流路を入れて、奥に鉄道線路を走る車輛を配した写真は、東(安芸長浜)側なら、フェンス越しにはなるが撮ることができる。
とはいえ、訪れた当日は天井川に水が流れていなかったので、河川としての説得力はないが。





■2021年7月8日の豪雨で運休していた三原-竹原 間が9月15日に運転再開した
東川は、2021年7月8日の豪雨で護岸が崩落、同日より三原-竹原 間が7月20日まで運休、翌21日から運転再開したが、さらに8月12日の大雨で川床の保護シートの一部が流されたことにより再び運休していたが、9月15日に応急工事の目処が立ったとして運転を再開した。
当記事は、元々はこの夏にアップ予定でいたのだが、上記の理由により、列車が運行されていない区間を紹介するのも何なのでタイミングを図っているうちに、11月5日となってしまったことを申し添えておく。
東川トンネルにはetSETOraもやってくる
筆者が東川トンネルを訪れた日が運良く「etSETOra」の運転日だったため、天井川隧道と絡めた写真を撮ることができた。


2022年2月までの運転日、運転時刻などは、下記URLより見ていただくとして、どんな列車かの詳細記事は省略(汗)。
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210930_08_1th_etsetora.pdf
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。
[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。