大井川鐵道で2021SLフェスタin新金谷を開催

鉄道が主役の旅スタイルを応援する見どころ案内
[場所]大井川鐵道 新金谷駅など

SL動態保存運転の老舗 大井川鐵道では、2021年3月20日(土)~21日(日)の2日間9時30分~16時(一部プログラムは16時50分まで)の間で、島田市・川根本町との共同企画にて「2021SLフェスタin新金谷」を、大井川本線新金谷駅構内およびプラザロコ館内において開催する。

「きかんしゃ大集合」は3月20日(土)午前と3月21日(日)午後との二部構成。画像:大井川鐵道
ちなみに写真はタイトル共々過去の「SLフェスタin新金谷」きかんしゃ大集合の時の光景。
「きかんしゃ大集合」の時間と使用車輛は3月20日(土)が9時30分~9時50分で、C11 190、E101、E102、E32、6000系電車を予定。3月21日(日)が16時30分~16時50分で、C11 190、E101、E32、21000系電車、6000系電車を予定。なお、「線路上に立ち入っての撮影はできません。時間中は新金谷駅ホームには入場できません。」とのお願いが添えられている。
フェスタの主な内容は以下の通り。
元西武E31形を使用予定で、EL運転体験(要事前予約)。機関車の1エンド・2エンドどちらかの運転室に乗車して100m運転できる。各回6名で各5分、1日30名、有料1回5,000円、ナッパ帽付。受付は巻尾URL内申込フォームから事前予約。画像:大井川鐵道
井川線(南アルプスあぷとライン)のキャラクター「アルルとプルル」。新金谷駅前にて、10時20分~10時40分、11時40分~12時、13時30分~13時50分、16時~16時20分。画像:大井川鐵道
高所作業車乗車体験。いわゆる軌陸車に乗車体験できるというアトラクション。乗車には300円が必要。9時30分~12時、13時~16時。画像:大井川鐵道
犬釘打ち体験。場所は新金谷駐車場。画像:大井川鐵道
左、レールスター(保線用自転車)にも乗って走れる。場所は新金谷駅構内側線なので写真はイメージ、新金谷転車台前にて受付。右、おえかきかしゃ。画像:大井川鐵道
静岡県内の駅弁を特別販売。フードコートも15店ほど出店。共に10時~商品が売り切れ次第終了。画像:大井川鐵道
他にも、高所作業車乗車、犬釘打ち体験、ミニSL乗車、スタンプラリーなど、楽しめるコンテンツが盛りだくさん。

「きかんしゃ・でんしゃ大集合」に元・南海6000系と21000系を展示

上の表にもあるが、昨年夏に大井川鐵道へ入線した元・南海6000系電車が初お披露目される。そして3月21日(日)16時30分~16時50分には21000系も運用の間合いに同時に展示するので、こちらの日のこの時間限定で6000系との競演が実現する。

3月20日(土)・3月21日(日)両日に展示予定の、昨年夏に大井川鐵道へ入線した元・南海の6000系電車。写真は同車の搬入時の様子。画像:大井川鐵道
21000系は「きかんしゃ・でんしゃ大集合」に3月21日(日)のみで、ダイヤの隙間を縫って展示される。大井川本線 家山-大和田
元・南海電車の新旧並びが、関西ではなく静岡県で見られる。

両日にはSL列車かわね路号にフェスタオリジナルヘッドマークを取り付けて運転

またまた上の表にも記してあることだが、3月20日(土)・21日(日)の両日には、SL列車にこの2日間限定でフェスタオリジナルヘッドマークを取り付けて運転する。使用予定のカマはC11 190を予定。

当日は「SLかわね路号」にSLフェスタのヘッドマークを取り付けて運行する。イメージ。運転時刻は、新金谷発11時52分発→千頭着13時09分、千頭発14時55分→新金谷着16時11分。画像:大井川鐵道
クルマで来場の場合、新金谷駅構内駐車場がSLフェスタ当日はイベント会場になるので使用できないため、大井川河川敷の臨時駐車場を利用してもらうようになる。
なお、臨時駐車場⇔会場間にはシャトルバスを運転するとのことだ。

お問い合わせ:大井川鐵道 営業部 0547-45-4112(平日9時~17時)
oigawa-railway.co.jp/archives/72347

『来場者受付票』の提出のお願い
「イベント会場への入場時に『来場者受付票』の提出をお願いいたします。」の要望が出ています。
『来場者受付票』関連へのリンクは上のURLの上段の方に載っているので、アクセスしておいていただきたくお願いします。
そして来場希望者へ向けての「SLフェスタ2021開催について」のメッセージが、実行委員会から発信されていて、下記のURLに掲載しています。併せて読んでおくことをお勧めしておきます。
oigawa-railway.co.jp/archives/73950

■2021年3月21日筆者追記:3月21日荒天に伴い「SLフェスタin新金谷」一部コーナーを中止、および規模縮小。詳細は下記URLから。
oigawa-railway.co.jp/archives/76089
oigawa-railway.co.jp/archives/76372

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。