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[場所]JR山陽本線など 新山口駅
JR山陽新幹線・山陽本線・山口線・宇部線 新山口駅は、2003年9月30日までは「小郡」駅を名乗っていたことは、当サイトの読者ならご存知だろう。
その新山口駅といえば「SLやまぐち号」の始発ターミナル駅としても有名で、皆がやはり知っていると思う。
そんな新山口駅は、チョット古い話しになるけれど2007年からリニューアル工事を実施していたが、2018年3月22日から北口駅前広場の全面供用が開始された。
さて、このことにより「0番線が出現し、C57 1号とは別のC57形SLが停泊するようになった。」と、まぁコレはある意味大げさに書いたフェイクだが、火の無い所に煙は立たぬ…のことわざも言うように根拠はある。
それは先に記したリニューアルで整備した新山口駅北口駅前広場に「0番線」の愛称を付けたのと、この駅前広場とJR在来線1番線の境界のガラス塀にC57形SLのシルエットが施されていることに端を発したジョークだったのだ。
ちなみに、いまの0番線と、現1番線の津和野寄りにあった切り欠きホームの0番線で2010年3月13日をもって使用停止されその後整備して2011年3月18日から2013年頃までSL展示に利用されたSL広場とは、別モノになる。
供用開始10日後の2018年4月1日からは、北口と南口に分散していた路線バスの乗降場を北口東側ロータリーに集約して使用開始している。
なお、北口駅前広場に「0番線」の愛称を付けたのは、JR在来線1番線プラットホームの丁度外側に位置していることから名づけられたとのこと。
ということで、そんなバス乗降場にはバスのシルエットが施されている。
この度の記事は新山口駅での乗り換え時間の隙に撮った写真のみで組んでいるため、上っ面をなでた程度の内容になっていて申し訳ない。
■いずれ「駅前などにある鉄道系展示品を訪ねる」のコーナーでも紹介予定
実は、新山口駅には上述のオブジェの他にも鉄道系の展示物だけでもそれなりにある。
本来ならその辺も纏めて紹介すべきだろうが、すべての写真がないのと、ことしは「やまぐち号」の運転計画に変化があって、そのあたりを早めにお伝えしたいというのもあり、C57絡みのネタを先に出させていただいた。
やまぐち号は2021年3月~9月の間DD51が牽引!!
JR西日本より2020年12月23日付で「例年であれば3月から運行を開始するSL「やまぐち号」ですが、…ディーゼル機関車(DL)による牽引で…期間限定で運転いたします。なお、10月以降の運転計画については改めてお知らせを致します。」との発表があった。
そんなわけで、2021年3月20日~2021年9月20日の間(5月中旬~6月~7月初旬と9月初旬を除く)の土休日を中心とした35日間に、DD51形DL牽引による客車列車の運転が実現することになる。知らんけど。(←最近の西日本モノ記事のトレンド言葉らしいので使いたくなりました。スミマセン。)列車名はDL「やまぐち号」。運転区間はJR山口線 新山口駅~津和野駅 間。運転時刻は、下り新山口発10時50分→津和野着12時58分、上り津和野発15時45分→新山口着17時30分。
停車駅や運転日は下記JR西日本のURLにて。
https:/www.westjr.co.jp/press/article/items/201223_00_DLyamaguchigou-untenkeikaku.pdf
ところで上URLのニュースリリースにはDD51 1043号機の写真が掲載されているが、本文を読むと「ディーゼル機関車は…じょじょにその数を減らし、JR西日本の保有数もいまでは26両となっています。」との解説がある。JR西日本にはアップ日時点でDD51は8両在籍しているが、「26両」とは…。形式の明記はない(大笑)。もしかすると他の機種が入る可能性もあるということだろうか? 上で「知らんけど」を使ったのはコレにある。意味深な文章である。
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。
また、コロナ禍の最中ですが、外出自粛要請前の撮影なことを申し添えておきます。
[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。