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[場所]大井川鐵道井川線 川猫山(川根小山)駅
静岡県の 大井川鐵道 では、2020年(令和2年)2月22日(土)猫の日に、井川線の川根小山(かわねこやま)駅を「川猫山駅」と称して、以後ねこ駅化していく。
こうなったのは、「かわねこやま」は平仮名にして分けて読むと「かわ」「ねこ」「やま」となり、駅名に「ねこ」の字が隠れている駅のひとつだからというのが理由。なお、駅名に「ねこ」の字が入った駅は全国に6つしかないと言われている。
ところで、ねこ駅化といっても川根小山駅に駅猫がいるようになるわけではない。
駅待合小屋に「川猫山」の看板と、乗客がペットなどの猫の写真やイラストを掲示できるボードを設置して、愛猫家の皆さまに楽しんでもらえるスペースを提供するというモノ。
そんな駅名標も期待したいが「本当に駅名を変えるのではありません。シャレです。」とのオチ(笑)が補足されていたので、おそらく当面それはないと思われる。
ご注意として「川根小山駅には駐車場がございません。千頭駅などから列車をご利用ください。猫をお連れの場合には専用のキャリーにお入れいただき、手回り品切符(1乗車270円)を乗車券とともにお買い求めください。愛する猫のフンなどの落とし物は皆さんご自身で処理しましょう。」とのお願いがなされている。
井川線は運行本数が少ないので、時刻表URLのリンクも載せておこう。
oigawa-railway.co.jp/ft/timetable
お問い合わせ:大井川鐵道 南アルプスアプトセンター 0547-59-2137(平日9時~16時半)
ちなみに、全国各地「ねこ」の字が隠れている駅の他の5つは、大井川鐵道広報の有名人・山本豊福氏調べによると、新京成電鉄高根公団(千葉県)、JR八高線金子(埼玉県)、横浜市営地下鉄ブルーライン岸根公園(神奈川県)、JR御殿場線相模金子(神奈川県)、黒部峡谷鉄道猫又(富山県)になるそうだ。
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。
[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。