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[場所]しなの鉄道しなの鉄道線 軽井沢駅
駅ナカや駅近の鉄道にまつわるオブジェや
モニュメントを訪ねる不定期シリーズです。
(旧)軽井沢駅舎記念館は現役の駅出改札口としても使用
長野県の しなの鉄道 が開業20周年を迎えた2017年10月27日に、その記念事業の一貫で軽井沢町立「(旧)軽井沢駅舎記念館」を しなの鉄道 が借り受け、復活させ旧駅舎口として使用を開始した。それに合わせるように、(旧)軽井沢駅舎記念館周辺を「旧駅舎ゾーン」として整備し、それまで駅構内旧1番線に保存されていた車輛群の設置場所の見直しも行い、旧駅舎ゾーンの一角に文化財保存施設のように展示公開された。
しなの鉄道 軽井沢駅は、JR長野行新幹線(現・北陸新幹線)が開通した1997年10月1日に、JR東日本から在来線駅を移管され、橋上駅舎の北側を出改札口として開業した。そして、それ以来ここが長年メインゲートで使用されているのは皆さんご存知と思う。なので「旧駅舎口」を使用開始した以後、軽井沢駅における しなの鉄道 の改札口は2ヶ所になったことになる。
では、そんな第二のラッチを通って、車輛たちを眺めていこう。
なお、展示されている場所は駅ラッチ内なので、入場するには しなの鉄道 軽井沢駅入場券、もしくは しなの鉄道 軽井沢駅を含む有効な乗車券(普通・定期)が必要だ。
しなの鉄道 軽井沢駅1番線の車止めを挟んで反対側高崎寄りに「デッキ広場ゾーン」が2018年3月23日にオープンした。ここは「森の小リスキッズステーションin軽井沢」のお子様向けの有料施設が中心のため、その中にも鉄道絡みのアトラクションが2つあるので、そちらも紹介しておこう。
とはいえ、筆者の訪れた日が、その施設の定休日の水曜日に運わるくあたってしまったため、外から垣間見た姿でお見せすることをお許し願いたい。
ちなみに、こちらは駅入場券類の他、アトラクション乗車などには施設利用券が必要になる。
消費税増税前の取材のため、その後これら利用券の料金に変更があるかも知れないので、それや開演時間など情報は下記URLにて。
https://www.shinanorailway.co.jp/karuizawastation/kidsStation/
■2021年2月22日追記:169系クモハ169-6は2021年2月18日に搬出されました。
草軽電鉄電気機関車の保存車もある
旧駅舎口前には「草軽電鉄電気機関車」の保存車など、鉄道絡みのモニュメントも展示されているので、それらもせっかくなら見学しておくことをお勧めしたい。なお、こちらは無料で訪ねられる。
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。
[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。