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[場所]JR気仙沼線 柳津駅
JR気仙沼線 柳津駅は鉄道とBRTが接続する駅の一つなのはご存知だろう。ところでここのBRTだが、以前は駅前広場に発着していたが、2018年7月1日にBRT専用道が同駅構内まで延伸され使用を開始したので、この日に向けて整備していた、鉄道ホームの気仙沼方突端の先に新設されたBRT用ホームに、同日から発着するようになった。
これにより、鉄道ホーム⇔BRTホーム間の通路が設けられたため、列車とBRTの接続乗り換えが跨線橋を使用せずにスロープのみで移動できるようになった。
そんなおり、先日ちょうど柳津駅を通る予定があったので、その時に接続施設がどんな形になっているのか眺めてみた。こんなわけで、せっかくなのでそのレポートをお届けしよう。
では、鉄道ホーム側からBRT用ホームへ向かって、新設通路を辿ってみよう。なお、乗り換え通路が使用開始された後も、元々の鉄道駅の駅舎と跨線橋は以前と変わらない姿で現役で使用されている。それもあるからか、駅前広場からBRT用ホームには駅舎を通らずに行くこともできる構造になっている。
BRT用ホームは到着ホームと出発ホームに分かれている。まあバス停と思えば当然の分離ではあるが。
そして、到着したBRTは乗客を降ろした後、駅前広場へ一旦出て、転回してそこで一時留置され、次の発車を待つことになる。
ちなみに、同駅の鉄道ホーム側のことになるが、以前にあった2番線の線路はこの整備に合わせて撤去されたため、棒線駅だが跨線橋のある終端駅になった。首都圏や仙台⇔三陸地域間の公共交通は、高速バスや都市間バス利用が主流になりつつあるが、かつての線路跡を辿るルートも候補に入れてもらえることを望みたい。
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[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。