西武鉄道は2016年1月にすでに休止扱いとなっていた安比奈線(あひなせん)を廃止することを決定しました。
現在の安比奈線の様子を見てきました。
[場所]西武鉄道 南大塚駅
南大塚駅から安比奈駅へ
南大塚駅構内の本線から安比奈線への分岐は今でも使えるように手入れをされているようでした。廃止ではなく休止扱いだったので当然といえばそうなのですが架線が支線方向には無いため電車等は入れない状態でした。今回は南大塚駅の状況を見ていきたいと思います。
安比奈線の歴史
ぼくが通った高校が狭山市内ということもあり、安比奈線の存在は当時から知っていました。「ここに電車が走ったら通学が楽だな」と思ったものです。
1963年には休止になっていたとのことでぼくが生まれる前から休止していました。入間川の川砂利輸送のための貨物線だったため、砂利採取規制により休止になったようです。
開業は1925年。川越鉄道を祖に持つ旧西武鉄道が開業させています。
下り本線から折り返しができる!
まずは橋上駅舎からみた安比奈線。左にカーブしているのがわかります。カーブの先は国道16号線です。
先のほうは鉄路と架線柱が見えます。ここは少し広い敷地になっています。
駅舎の反対側方面(東村山方面)を見たもの。架線が中途半端に残っています。分岐からのカーブの部分には架線がありません。
駅舎から降りた東村山方面です。一番手前が安比奈線です。信号機が2つあるのがわかると思います。手前は下り本線からの上りの信号機です。というこは南大塚駅での折り返し運転ができるということですよね。この記事を書いている現在当駅折り返し列車の設定は無いと思うのですが・・・
東村山方の踏切より本川越方。左に分岐しているのが安比奈線。転轍機は手動のようです。
東村山方の踏切(上写真と同じところ)より東村山方。下りから上りへの分岐がある。
南大塚駅から国道16号線まで
駅まで戻って線路が途切れている個所です。左が国道16号方。駅員さんが落とし物を拾っていました。
駅舎から見た広いところまで来ました。鉄路と架線柱はあるものの、架線自体はありませんでした。
国道16号の手前まで来ました。マンションの手前にあるポールは踏切動作反応灯っぽいです。
「廃止が決まった西武鉄道安比奈線を訪ねてみた」への1件のフィードバック
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