タイガース号・甲子園号・TORACO号・トラッキー号
※筆者都合により、「甲子園号」の写真は未掲載な点を先に記しておきます。ご理解ください。
[場所]阪神武庫川線
阪神電車沿線の方はイマさらネタとは思うが、阪神武庫川線には「野球」をテーマにした装飾を施した電車4編成が運行されている。と、この出だしながら実のトコロ、筆者はそのうちの1編成である「甲子園号」をまだ撮っていない。本来ならば4編成の写真が揃ってからこの話を記事にすべきであろうが、前回に阪神タイガースファーム施設「ゼロ カーボン ベースボール パーク」開業を報じたので、その流れもあり良いタイミングなので、4編成の写真すべてが揃う前に記事をアップさせていただいた(汗)。
阪神武庫川線にて運行されている電車は5500系の2両編成×4本で、元は4両編成×2本であった車輌5500系5511F・5513Fを2両編成×4本化している。この編成にするにあたり、中間車4両に先頭車化改造が施されている。
元・中間車は形式変更も行われ5601形→5901形になり、この車両番号と、前面貫通扉のガラス窓が拡大されている点で元々の先頭車と見分けられる。
それではこの予備知識を頭の片隅に入れて、各「野球」がテーマの電車を綴っていこう。
なお、車輌番号は左が武庫川方、右が武庫川団地方で記している。
タイガース号
阪神タイガースをイメージした編成。5513F
5513+5913。
甲子園号
甲子園球場をイメージした編成。5914F
5914+5514。
TORACO号
女性タイガースファンをイメージした編成。5511F
5511+5911。
トラッキー号
阪神タイガースのマスコットキャラクターをイメージした編成。5912F
5912+5512。
阪神電気鉄道の編成番号は、本記事では基本的に大阪梅田方先頭車の車輌番号に「F」を付して表記しているが、では武庫川駅で本線と直角に交わる阪神武庫川線ではナゼ武庫川駅方先頭車が大阪梅田方なのか? それは武庫川駅地上ホーム東側の線路が本線の下をくぐって北へ抜けた先が引き上げ線になっていて、そこからスイッチバックして駅西側へ向かうデルタの連絡線によって本線と繋がっているからで、そのラインを辿っていくと、武庫川方先頭車が大阪梅田方を向くことになる。
この引き上げ線の先、線路が武庫大橋まで延びていたとか、1,067mmゲージの貨物線も通っていたとか、その辺の過去にまで触れると話が長くなるので、阪神武庫川線の話題はコレにて〆ることとしよう。
阪神電気鉄道開業120周年記念ロゴマークを制定
「阪神電気鉄道は2025年4月12日開業120周年を迎えます」とのことで、阪神電気鉄道開業120周年記念ロゴマークを制定。2024年10月10日にこのマークがニュース・リリースにて発表された。丁度よい機会なので、ココにそのURLを貼っておこう。
「開業120周年記念ロゴマークを制定」
https://www.hanshin.co.jp/press/docs/20241010-company-rogseitei2.pdf
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。
[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。