岩手県花巻市は大リーガー大谷翔平選手および菊池雄星投手2人ゆかりの地
[場所]JR東北新幹線・JR釜石線 新花巻駅
岩手県花巻市は大リーグで活躍する大谷翔平選手および菊池雄星投手2人の出身校「花巻東高等学校」がある地としてご存知の方も多いであろう。その花巻市の東北新幹線としての玄関駅になる新花巻駅の構内に開設された市のPRスペースのステップイン・はなまきに「花巻市ゆかりのプロ野球選手たち」なる同校出身のプロ野球選手を讃える展示ブースが、2024年2月7日から設置されている。
当サイトの読者ならイマさらネタだが、新花巻駅は、東北新幹線 大宮-盛岡 間暫定開業の1982年6月23日には無かった駅であるが、その後の1985年3月14日に請願駅として開業した新幹線と釜石線の接続駅になる。
現在、新花巻駅は花巻方面への乗り換え駅としては勿論だが、遠野や釜石などへのアクセスを担う乗り換え駅として要の駅の役割も担っている。
さて、そのような新花巻駅であるが、花巻市内に多数のプロ野球選手を輩出した花巻東高等学校があるご縁により、ステップイン・はなまきに、同市ゆかりのプロ野球選手を紹介する展示ブースが、2024年2月7日に開設されたわけである。
東北新幹線の駅と釜石線の駅は道路を挟んで分かれているが、ステップイン・はなまきは、駅舎的には新幹線の方で、位置的には「花巻観光センター」の中にある。
同センターに入ると目の前に「♨︎花巻温泉郷」なる柱が2本立っていて、その奥が「ステップイン・はなまき」で、正面には大谷翔平選手のモニュメントが設置されていて、その左右が花巻東高等学校出身選手のユニホームや用品の展示コーナーになっている。
このような展示ができるのも、請願駅だからこそ…なのかもしれない。
花巻東高等学校の北東は花巻電鉄の廃線跡!?
本題タイトルとは話題がズレるけれども、グーグルマップを見ていて気づいたのだが、花巻市街北部に立地する花巻東高等学校の北東方の校門前から日居城野陸上競技場西側にかけてのサイクリング道は、かつての頃に、花巻駅西口を起点に花巻温泉まで伸びていた花巻電鉄の廃線跡と予想できる。
この辺の話については、2017年アップ「駅前広場にある鉄道系オブジェを訪ねる(1) 岩手県・花巻駅」の中で多少触れているので併せて見ていただけると有りがたい。
一ノ関駅で見かけた大谷翔平選手グッズ
花巻市の話ではないが、JR東北新幹線・JR東北本線・JR大船渡線(ドラゴンレール)の一ノ関駅構内NewDaysの一角にて、大谷翔平選手の岩手県限定Tシャツやマグカップが販売されているのを見掛けた。
コレは、岩手県内のポップアップショップにて販売されていたグッズを、岩手県内NewDays3店舗にても販売を開始したからで、一ノ関駅の店はその一軒になる。
販売店舗は、上の一ノ関駅NewDaysに加え、平泉駅NewDays、水沢駅NewDaysになる。が、注意点として「※各商品とも数量限定販売となる為、在庫がなくなり次第販売終了となります。※各駅へのお問い合わせはご遠慮ください。」の2点などが揚げられている。
ではナゼ花巻駅NewDaysではなく、この3駅なのか? それは、大谷翔平選手の出身地が一関市の…西磐井郡平泉町を挟んだ隣の隣の奥州市だからになろう。
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。
[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。