期間中の観光企画から列車関係のプランをご紹介
[場所]北陸3県
北陸デスティネーションキャンペーン実行委員会とJRグループでは、2024年10月から12月まで、富山県、石川県、福井県を舞台に「北陸デスティネーションキャンペーン(以後「北陸DC」と表記)を開催する。
キャッチフレーズは「Japanese Beauty Hokuriku 〜日本の美は、北陸にあり。〜」。
テーマは「美観」「美食」「美技」「美湯」「美心」の5つの美。
この北陸DCの観光企画の中から列車関係のプランを抜粋して紹介していこう。
■ベル・モンターニュ・エ・メール
城端線・氷見線の観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール〜べるもんた〜」は、普段は土・日の運転だが、北陸DCの期間には月曜日も運転(12月30日除く)される。
詳しくは、
https://www.jr-odekake.net/railroad/kankoutrain/area_hokuriku/berumonta/
■はなあかり
JR西日本の新たな観光列車「はなあかり」が2024年10月にデビューする。
その第一弾としてこの「はなあかり」が、北陸DCに合わせて、敦賀を起点に、若狭エリアや天橋立を経由して、城崎温泉までを5時間かけてゆったりと結ぶ。
運転日は2024年10月5日(土)〜12月22日(日)の間の土・日。
詳しくは、
https://www.jr-odekake.net/railroad/hanaakari/
■黒部峡谷鉄道
通常、観光では乗降できない工事用の「猫又」(2024年の折り返し駅)で降車して黒部峡谷の山並みが眺められる。
期間は、2024年10月5日(予定)〜11月30日(冬期間は運休)。
■一万三千尺物語
北陸3県の並行在来線会社、あいの風とやま鉄道・IRいしかわ鉄道・ハピラインふくいの連携により、あいの風とやま鉄道の観光列車「一万三千尺物語」を3日間限定で、北陸3県を繋ぐ特別運行が実施される。
運行日は、2024年10月12日(土)〜14日(祝)。
各コースの詳細や申込方法などは下記URLにて、
https://www.nta.co.jp/akafu/west/danrin/13000story/
■WESTERポイント北陸新幹線フリーパス
JR西日本ネット予約「e5489」限定発売で、敦賀–糸魚川 間の北陸新幹線(普通車自由席)を3日間乗り放題ができる期間限定のおトクなフリーきっぷ「WESTERポイント北陸新幹線フリーパス」を発売する。普通車指定席も6回まで利用できる。
購入に全額ポイント利用のフリーパスと、ポイントを購入金額の一部に充当できるフリーパスの2タイプを発売するのも注目点だろう。
利用期間は2024年10月1日(火)〜12月26日(木)。発売は12月24日まで。
必要ポイントなど詳しくは、
https://www.jr-odekake.net/goyoyaku/campaign/hokurikufree/
■WESTERポイント超特典きっぷ
所定の値段の約25%相当のWESTERポイント数で関西〜北陸を利用できる期間限定・列車限定・席数限定のおトクな「WESTERポイント超特典きっぷ」を発売する。
対象列車は、北陸新幹線(かがやき・はくたか・つるぎ)、または特急サンダーバード号の出発駅を基準に「11:00〜13:59」及び「19:00〜21:29」に発車する列車以外を利用できる。
対象区間は、大阪・新大阪・京都↔︎越前たけふ〜糸魚川の各停車駅。
利用期間は2024年10月1日(火)~12月26日(木)。
詳しくは、
https://www.jr-odekake.net/navi/westerpoint_tetsudouriyou_gentei/
北陸デザインラッピング新幹線
これらの北陸DCを盛り上げるため、北陸新幹線W7系1編成に、北陸3県の名所などのデザインラッピングを施して運行する。
運行区間は、北陸新幹線 敦賀〜東京 間。
運行開始は2024年9月28日(土)「かがやき508号」からで、敦賀9:21発→東京12:36着。
同日には敦賀駅にて出発セレモニーを実施予定とのこと。
運行期間は、2025年6月中旬頃までを予定している。
詳しくは、
https://visit-hokuriku.jp/wrapping/
北陸デスティネーションキャンペーンJR西日本ニュースリリース
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240822_00_press_hokurikuDC.pdf
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。
[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。