大井川鐵道くろがねの蒸機牽引旧客レ9月19日から運行再開

鉄道が主役の旅スタイルを応援する見どころ案内

[場所]大井川鐵道 大井川本線 新金谷-川根温泉笹間渡

SL動態保存運転の老舗 大井川鐵道は、2022年(令和4年)9月23日深夜~24日未明に台風15号により大井川鐵道沿線に降った大雨の被害で 川根温泉笹間渡-千頭 間の線路が不通になっている。
なお、家山-千頭間の大井川鐵道によるバス代行運転は、2023年10月1日以後からはコレに代わり川根本町が運行するコミュニティバスが結んでいる。同バスの運行時刻・運賃・停留所は下記URLにて。
https://www.town.kawanehon.shizuoka.jp/material/files/group/18/basumappu12.pdf

初夏から運休していた黒いSLが2024年9月19日から本線運用に復帰

大井川本線で運行している「SL急行列車」と「EL急行列車」は、車輌整備のため2024年5月29日から運休となっていたが、2024年9月19日(木)より、いよいよ運行が再開される。

SL急行かわね路号には、C10 8号機が運用に入ることが多いと思われる。神尾→福用
運行再開される列車は3往路。
下りが「SL急行南アルプス1号」新金谷10:05発→家山10:33着、「SL急行かわね路1号」新金谷11:52発→川根温泉笹間渡12:41着、「SL急行かわね路3号」新金谷14:29発→川根温泉笹間渡15:17着。
上りが「EL急行南アルプス2号」家山11:10発→新金谷11:37着、「EL急行かわね路2号」川根温泉笹間渡12:52発→新金谷13:32着、「EL急行かわね路4号」川根温泉笹間渡15:27発→金谷16:17着。
空席情報やご予約方法は下記URLにて。

大井川鐵道【公式】HP「SL・ELに乗る」
https://daitetsu.jp/sl/schedule

ELは金谷方に連結される。写真のカマはE10 1号機。大和田→福用
ちなみに列車名が、下り列車は「SL」、上り列車は「EL」なのは、大井川本線に詳しい方ならお解りと思うが、川根温泉笹間渡駅には機回し線がない!!…なので機関車の連結位置を変えられないという現実がある。ということで、列車名の頭には本務機の動力方式ファーストでカマの種類が冠されている。

コチラはE10 2号機。実は後追い撮影だったり、運行再開のこの秋に桜は咲いていないし…なので写真的にはイメージ。大和田
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。


[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。