全日本模型ホビーショー第61回…トミーテック篇

鉄道模型的にはTOMIX(トミックス)とジオコレ、そしてプラレールで有名なメーカー

[場所]東京ビッグサイト

東京都江東区にある東京ビッグサイトにおいて「第61回 全日本模型ホビーショー」が2023年9月29日(金)~10月1日(日)の3日間(一般公開日は30日・1日のみ)に、日本プラモデル工業協同組合の主催で開催された。
このことは、2023年10月23日アップ「全日本模型ホビーショー第61回…鉄道系展示巡覧篇」で報じているけれども、その記事の中で「出展メーカー名の末尾に『♥』が付いているブースに関しては、いずれ単独にて、不定期ながら紹介予定…」と予告してあったが、その流れでのブース展示品の中から、この度は「トミーテック」のブースを紹介していこう。
なお、本来なら2024年5月開催の「静岡ホビーショー第62回…鉄道系展示巡覧=前篇」の前には時期的に当記事をアップすべきであったが、筆者都合によりそれより遅れて、新製品ニュース的には古くなってしまったこと、お詫びいたしまする。

コチラは2024年5月開催の第62回 静岡ホビショーにおけるトミーテックのブースに展示され、模型・玩具界の範疇を超え世間的なSNSなどでも話題になったTOMIXの展示。本来のペースからするとこの2024年7月にはココラ辺を紹介してなくてはならないハズなのに…遅れて申し訳ない(謝)。
ちなみに、上記「全日本模型ホビーショー第61回…鉄道系展示巡覧篇」の中でトミーテック「鉄道むすめ」はすでに紹介しているので、ココでは割愛させていただいたことも申し添えておく。

TOMIX

冒頭でも記したが、ブースは「トミーテック」だが、同社鉄道模型の製品群の中でも、車輌から運転までトータル的に楽しめる、キーパーソン的存在が「トミックス」ブランドになろう。

Nゲージ単線築堤上を走るNスケールEF65PF牽引の貨物列車。
まずはその「トミックス」の展示から眺めていこう。

上のレイアウトを上方から眺めたトコロ。お座敷レイアウトの敷設例にもなっている。各車輌の形式については筆者都合によりココではスルーさせていただく(汗)。
上のレイアウトを左側から眺めたトコロ。
上写真の手前はレールがこのように敷設されている。
写真3枚上の右奥からの反対側の眺め。築堤や高架線、下路トラス橋と、写真に情報量がいっぱい。
南部縦貫鉄道シリーズ。上はHOゲージキハ10形レールバス。下はNゲージで左から、キハ10形キハ104、右2両はキハ10形(キハ101・102)レールバス2両セット。貨車はワフ1とワム11。
Nゲージ車輌の手前左展示。各車輌の形式は、当サイトの読者にはイマサラと思ったので省略させていただいた。以下同。なお、後ろの117系はHOゲージ。
Nゲージ車輌の手前右展示。後のHOゲージ右は、コキ200と私有ISO20ftコンテナ。
NゲージSL銀河編成。
Nゲージのセットもの多数。
複線化両渡りポイントセットの中核をなす両渡りポイント。
この度紹介の「複線化両渡りポイントセット」をはじめ、さらに先日の静岡ホビーショー2024では曲弦トラス単線鉄橋が新登場していたりと、トミックスは車輌はもちろんだがレール関連も製品がますます充実してきている。その辺は後日にアップ予定の「静岡ホビーショー第62回…トミーテック篇」にてイマサラながらになるが、紹介予定なので気長に待っていただけたら幸いだ。

トミックスURL
https://www.tomytec.co.jp/tomix/

ジオコレ

見出しでは「ジオコレ」と一括りにしてしまったが、ジオコレは「建物コレクション」「情景コレクション」「乗物コレクション」の3ジャンルに大別できよう。その中でもココでは「乗物コレクション」を重点に紹介していこう。

スミマセン…2023年9月29日の取材です。ってことで、シルエット車輌はすでに発表済で、2024年春に発売も済んでいる(汗)。なのでココでシルエット車輌は何か? 車種を暴露してしまおう(笑)。東京地区「東武鉄道」、大阪地区「近畿日本鉄道」、九州地区「西日本鉄道」。
さらに下にバスコレを展示。その左上には、バスコレ走行システム トヨタSORA動力セット。
2023年10月~2024年2月発売予定の乗物コレクションが発売予定(当時)順に陳列されていた。

左手前が乗物コレクションの発売順の陳列。
手前は元・東武20000系の、左:アルピコ交通20100形、右:東武20400型。奥は左:留萌本線最終列車4933D+沿岸バス特急あさひかわ号セット、右:OsakaMetro80系長堀緑地線31編成。
手前左:奥から京成3600形、新3100形。右:身延線旧国32系。奥左:神戸電鉄5000系、奥右:神戸電鉄2000系。その右は次にて…。
手前が上写真の右の展示で、ノスタルジック鉄道コレクション第4弾ディーゼル機関車&レールバスのアップ。奥はノスタルジックディーゼルカー。
手前左から:富山地方鉄道0600形0608号、デ7000形7016号。JR1500型、三重交通バス。奥は西鉄バススペシャル。
手前:遠州鉄道2000形創立80周年ラッピング、奥:遠州鉄道創立80周年ラッピングバス。
筆者の趣味で、建機の乗物コレクションも載せておく。
上の陳列の右奥の展示を眺めていこう。

ワイドトラムを走る手前の車輌は、左:神戸市電1150形1156号、右:OsakaMetoro80系今里筋線。
ジオコレ情景コレクション「動物」など。
ナゼか? 建物コレクションが棚の中に!?
上写真の手前に展示の「マイクロドールハウス」の写真も載せておこう。

上写真の手前のジオラマ? 当初はトミーテック社員の作品紹介と思ったが、なんか違った気もする。
上の作品には、建物コレクションの「体育館<132>」を利用している。

ジオコレURL
https://diocolle.tomytec.co.jp/

プラレール リアルクラス

プラレール リアルクラスは、2023年10月5日発売の485系雷鳥と185系湘南ブロック色・踊り子が走行展示されていた。

この度…とは言っても2023年秋発売のプラレール プレミアムの485系と185系。
と、そこまでなら普通の展示だが、なんとNゲージの同系車輌と、それもスケール1/150建物コレクションを並べた中で運行されていた。

左:プラレール プレミアムの185系、右:Nゲージの185系。
左:プラレール プレミアムの485系、右:Nゲージの485系。
さらに、プラレール リアルクラスのジオラマエンドレスレイアウトも展示してあった。

プラレール プレミアムでジオラマエンドレスレイアウトを作ってしまうとは、さすがトミーテック。
レールは「リアルレール」を使用している。ただし、鉄橋のパーツはタカラトミーのHPからは見つからなかった(笑)。

プラレール リアルクラスURL
https://takaratomy.co.jp/products/plarail/realclass/

TOMICAの中に路面電車が!?

トミカリミテッド ヴィンテージのラインナップの中に路面電車があったので、その写真を載せておこう。

中央下がトミカの市電。背後に反射で写っている人を見てはいけない(笑)。
この車輌を検索したトコロ、「LV西部警察12 西部警察PART-II 第18話『広島市電』パニック
!!」より 広島電鉄750形 もみじ号」ということが判明した。
同製品URL
https://minicar.tomytec.co.jp/product/detail.html?id=96
スケール1/64。2014年6月発売の製品なので、市中在庫があるとは限らない…。

タカラトミー商品情報URL
https://www.takaratomy.co.jp/products/

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。