鉄道が主役の旅スタイルを応援する見どころ案内
[場所]福井鉄道福武線 北府駅
祝…北陸新幹線 金沢-敦賀 間2024年3月16日開業に寄せて
2024年3月16日(土)に、北陸新幹線 金沢-敦賀 間が延伸開業する。
ということで、コレを祝して福井県内における「鉄道が主役の旅スタイルを応援する見どころ案内」的なスポットを紹介しようと考え、過去に撮ったストック映像の中にネタになるモノが何かあるかナと探したトコロ、発掘されたのが、福井鉄道福武線 北府駅の駅前に鎮座する200形電車をデフォルメした型のベンチの写真になる。
また、上記の理由により大方の写真は1年半前の撮影な点を予め申し添えておく。
なお、北府駅はこの200形電車型ベンチ以外にも見どころが複数ある(個人の感想です)ので、それらを個別に紹介していこう。
■福鉄200形の型のベンチ
本来なら、まずは国の登録有形文化財に登録されている「北府駅本屋」から紹介すべきだろうが、この度は筆者の独断により「福鉄200形の型のベンチ」より紹介させていただく。
他に、実際に走る鉄道を見ながら休憩できるように工夫されたベンチが多数設置されている。
■北府駅本屋
北府駅鉄道ミュージアム事業の中核をなすのが「北府駅本屋」になる。
その頃の話は下の説明板の写真にて。
それでは、その辺の展示品をお見せしていこう。
上の写真で、奥(田原町方)の本線から直線で手前まで来ている立派な線路は実は車両工場の留置線で、本線は北府駅本屋の向こう側を通っており、写真の右へ延びたその先0.6km地点に たけふ新 駅がある。
ところで、上写真の左奥に木造の建物が写っているが、コレも北府駅鉄道ミュージアムの施設の一つの「北府駅車両工場」になる。
その紹介文は下の説明板の写真にて。

■留置線の車止め
北府駅鉄道ミュージアムのもぉ一つの施設で、目玉展示である「福井鉄道200形車両展示場」を本来なら掲載するべきだろうけれども、同施設がオープンしたのは2023年3月19日で、筆者が1年半前に訪問した時にはまだ車両が展示されていなかったので、まずは車庫留置線の車止めの紹介を行い、項の〆で心の眼にて「福井鉄道200形車両展示場」を見ていただきたくお願いする(汗)。
それと、石川県の北陸新幹線延伸区間にある小松駅の駅前を2016年4月29日アップ「小松のKOMATSU930E」で紹介しているので、コチラも見ていただけたら有りがたく思う。
武生は日本書紀による“継体天皇”が即位する前に過ごしたと伝わる地
※この記事は2022年2月22日アップ「まもなく見納め?…『越前武生』の駅名標」の項からの転載になる。
本記事は、北陸新幹線 金沢-敦賀 間2024年3月16日延伸開業を祝してアップしたということで、丁度良い機会なので「継体天皇」像の話を再掲載させていただいた。
福井鉄道のネタではないが、ハピラインふくい 武生駅に「継体天皇」像のレプリカが鎮座している。
継体天皇は第26代天皇だが、その前の第25代武烈天皇には後嗣がいなかったため、越前國に居た応神天皇の5世孫・男大迹王(後の継体天皇)が大倭王権の大王として即位した。即位してから武烈天皇の姉にあたる手白香皇女を皇后として、そして嫡子として誕生したのが第29代欽明天皇になる。
何か現在の旧・宮家皇籍復帰物語に似て、それへの道しるべといえまいか。(あくまで個人の感想です。)
そして、どこかの伝統芸能が、北陸新幹線延伸開業に寄せてコレを題材にした劇を演目にするかなと思ったけれども、何処もやらなかったねーっ。
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。
[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。