宇奈月温泉開湯100周年記念で富山地鉄はお祝い企画が続々…

開湯100周年式典は6月18日の予定だが、富山地鉄のお祝いイベントはすでに始まっている

[場所]富山地方鉄道全区間

富山県の宇奈月温泉は1923年(大正23年)に開湯し、本年2023年で「開湯100年」を迎えた。
これを祝して、富山地方鉄道(以後「地鉄」と表記)が2023年2月1日から鉄道線において「宇奈月温泉開湯100周年記念写真ギャラリー号」1編成の運行を開始している。
そして、2023年2月13日(月)より「宇奈月温泉開湯100周年記念ラッピング電車」の運行を開始する。
タイトル写真:富山地鉄宇奈月温泉駅と駅の足湯「くろなぎ」

宇奈月温泉開湯100周年記ギャラリー号

本年2月1日から地鉄の鉄道線全区間において「宇奈月温泉開湯100周年記ギャラリー号」の運行を開始した。

画像:富山地方鉄道プレスリリースより

使用車輛は14760形14771Fで、この編成の14771号と相棒の14772号には上写真のヘッドマークを装着し、車内には地鉄や黒部市歴史民俗資料館が所蔵する温泉関連の写真や絵などをポスターにして中吊りや窓枠上に掲出している。
運行されるのは26日までだが、運用の都合で走らない日もあるので、注意が必要だ。

宇奈月温泉開湯100周年記念ラッピング電車

2023年2月13日(月)よりは地鉄の鉄道線全区間において「宇奈月温泉100周年記念ラッピング電車」の運行を開始する。

車体に施される予定のラッピング。写真はイメージ。画像:富山地方鉄道プレスリリースより
使用形式は17480形を予定していて、その車体へ上のイメージ写真のラッピングを施し、運行される。

ラッピング電車として運行される車輛と同形式の17480形。本線 越中三郷
運行期間は「当面の間」とのことだが、やはり運用の都合で走らない日もあるので、注意が必要だ。

地鉄鉄道線・市内電車1日フリーきっぷ宇奈月温泉開湯100周年記念ヴァージョン

上のラッピング電車の運行開始日と同日の2023年2月13日(月)から、地鉄の鉄道線・市内電車1日フリーきっぷが「宇奈月温泉開湯100周年記念ヴァージョン」になって枚数限定で発売される。

鉄道線・市内電車1日フリーきっぷでは、バスには乗れない。当たり前だが…。画像:富山地方鉄道プレスリリースより
発売数は、冬季券(12月~3月)が1,000枚、夏季券(4月~11月)が3,000枚。冬季券と夏季券では価格が異なるので、注意が必要だ。
詳細は上写真を参照。

富山地方鉄道株式会社
https://www.chitetsu.co.jp

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[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。