小田急VSE2023年秋頃引退予定

連接車ロマンスカーVSE引退まで1年を切った!!

[場所]小田急電鉄小田原線・多摩線

小田急電鉄ロマンスカーVSE(50000形)は、2022年3月11日に通常ダイヤでの定期運行を終了した。ところが、VSEが小田急線を走行する姿を未だよく見かける。小田急に詳しい方にはイマさらネタだが、これはVSEの検査周期が切れる2023年秋頃までは、イベント列車や貸切ツアーでは運行されているからになる。ということで、この度2022年の冬を迎えたので本気でVSE引退まで1年を切ったことになる。

VSE(50000形)は2022年3月11日にて通常ダイヤでの定期運行を完了した。小田原線千歳船橋
この辺りの経緯は同社HP「ありがとうVSE!♡Special Thanks & Forever!」に詳報されている。詳細は下記URLにて。
https://www.odakyu.jp/thanks/vse/

■小田急トラベルでロマンスカーVSEツアー続々…
現時点でVSEに乗るのに最もお手軽な方法は「小田急トラベル」のツアーを利用することだろう。当記事アップ日の直近では2022年12月17日(土)・18日(日)の開催が発表されている。このツアーならルートに楽しいエンタメが盛り込まれていて、昼食(車内にてお弁当)が付くのも嬉しい。
https://www.odakyu-travel.co.jp/kokunai/jrplan/index.html

先頭車とカウンターブースの車輛にはVSE惜別ロゴが貼られたが、2022年11月5日時点でも貼られていた。

■ロマンスカーVSEまるごと1編成1人で独占貸切1,420,000円
何と、小田急ロマンスカーVSEの1編成をまるごと貸し切れるツアーの一般向けプランもある。ルートは2種類に決まっているが、アイデアしだいで様々な活用ができるだろう。
https://www.odakyu-travel.co.jp/special/oer/vse_charter.html

VSE貸切プランではカウンターブースを如何に使うかで楽しみも増えるかも。
筆者個人の意見になるが、「A.小田急線周遊プラン」の新宿→秦野→新百合ヶ丘→唐木田→新宿-約4時間-は、秦野駅の渡り線など普段は乗れない線路に乗車できるので面白そうだ。

Aプランでは、新百合ヶ丘駅にて小田原線秦野方から4番線へと渡る渡り線に乗ることができる。
新百合ヶ丘駅4番線から多摩線への発車…は、ココに乗れるのは、まぁ珍しくないか(笑)。
「A.小田急線周遊プラン」の旅行代金は1名1編成貸切1,420,000円~250名貸切乗車1人あたり5,680円。あくまでHPからの推測(いや、本当にいるかも知れない)だが、1,420,000円を払えば1人でVSEを約4時間に渡り独占できるわけだ。

海老名駅の自販機が歴代ロマンスカー

さて、タイトルのロマンスカーVSEの並びは2022年11月5日に海老名駅西口中心広場&プロムナードで開催された「神奈川県バス協会主催 バス利用感謝デー2022」を訪れた帰路に新百合ヶ丘駅でタマタマ撮れた写真になる。
話題はズレるが、その訪問先の海老名駅ラッチ外に、歴代小田急ロマンスカーの衣裳を纏った自販機が並んでいたので、その写真にてこの記事を〆させていただく。

小田急・相鉄海老名駅↔︎JR海老名駅間のペデストリアンデッキ上に設置されているロマンスカー柄の自販機。
上の写真だけを見る限りは、まぁ有りがちなデザインの自販機と思うであろうが、あえてココで紹介したのは裏側にある。

上写真では、まぁある程度は有りがち(謝)な作品だったりするが、裏側を見るとアッと驚き(笑)。
そして1本買うごとに素敵な音が鳴るとのこと。気になった方は現地にて…。購入には代金が掛かります(笑)。

※2023年11月8日筆者追記:VSEは2023年12月10日に、いよいよラストランを迎えます。だから何ですが、筆者が2012年10月22日に小田原駅で撮ったVSE発車の動画をyoutubeにアップしてありましたので、いまさらながら、ココにて紹介させていただきます。
視聴していただけたら喜びます。宜しくお願いいたします。
視聴は下記URLにて。
https://youtu.be/wDujAZ_48kY

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。