my routeとやま1日乗り放題きっぷ発売中

my route 2022年10月1日より展開地域を富山県全域へ拡大

[場所]あいの風とやま鉄道 高岡-富山/富山地鉄市内軌道線・富山港線/万葉線など

「とやまがもっと楽しくなる」のキャッチフレーズで富山my route推進協議会(幹事会社:トヨタモビリティ富山(株)・富山地方鉄道(株)が2021年3月19日から富山市を展開地域として実装し、サービスの拡大を図ってきた「my route」が、2022年10月1日より富山県全域へと拡大された。
「my route」はトヨタ自動車(株)・トヨタフィナンシャルサービス(株)が開発・提供するスマートフォン向けマルチモーダルモビリティサービスのことで、「とやまロケーションシステム」で路線バスの位置情報の提供や交通と観光がセットになったデジタルチケットの発売などを展開している。
https://toyama-city.myroute.fun

とやま1日乗り放題きっぷは10月1日(土)から発売開始

my routeからは「富山市内まちなかおでかけチケット8時間フリー乗車券」が2022年9月1日よりすでに発売されているが、この度10月1日の展開地域を富山県全域へ拡大したことに合わせを同日から発売開始した。
対象路線は以下の通り。

とやま1日乗り放題きっぷ 対象路線図。画像:富山my route推進協議会
上の地図では記号の鉄道線ラインが判りづらいが利用できるのは、あいの風とやま鉄道は高岡駅↔︎富山駅間のみ、それとJR線は入っていない。

県営渡船(越ノ潟フェリー)が地図には記されているが下の図にないのは、乗船無料なのでチケット無しでも乗れるため。写真は海竜、堀岡
発売は2023年3月26日(日)までの期間の土・日・祝日1日限り。料金は大人1,000円・小人500円。発売場所はあいの風とやま鉄道駅窓口…富山駅・呉羽駅・小杉駅/新高岡駅加越能バスチケットセンター。
「とやま1日乗り放題きっぷ」の詳細やご利用上の注意は下記URLにて。
https://toyama-city.myroute.fun/toyamanorihodai/

富山駅でチケット購入の場合、あいの風とやま鉄道富山駅窓口を利用することになる。写真は富山地鉄市内軌道線T100形サントラムT103。富山駅
あいの風とやま鉄道521系AK16+AK03。小杉駅
あいの風とやま鉄道小杉駅は「とやま1日乗り放題きっぷ」発売駅であり、射水市コミュニティバスとの接続駅でもある。
高岡都市圏では「とやま1日乗り放題きっぷ」は上の小杉駅と、新高岡駅加越能バスチケットセンターにて購入できる。なので高岡地区では電車の駅などにては購入できない。写真は万葉線MLRV1000形ドラえもんトラム。高岡駅
タイトル写真は万葉線MLRV1000形アイトラム、左獅子舞、右ライブゥー。新吉久
また、スマホ向けアプリ「myroute(マイルート)」からも購入可能。
アプリのダウンロードは下記URL内リンクよりダウンロードできる。
https://toyama-city.myroute.fun

富山my route推進協議会によると「my routeのビジョンである『すべての人の自由』と『ずっと賑わう街づくり』を目指すとともに、富山県民・観光客の皆さまのウェルビーイングの向上をもたらす更なるサービスの提供を進めて参ります。」とのことだ。

2022年12月には「新湊海鮮グルメ堪能&万葉線1日フリーチケット」発売予定

なお、my routeによるデジタルチケットは英語・中国語(簡体/繁体)・にも対応している。さらに、まだ先になるがプレスリリースによれば、2022年12月には「新湊海鮮グルメ堪能&万葉線1日フリーチケット」発売予定とのことで、まだまだ進化するmy routeである。

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。


[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。