京成電車で高木さんに逢いにいく
鉄道が主役の旅スタイルを応援する見どころ案内
[場所]京成電鉄押上線 京成曳舟駅
ちょっぴり古いネタになるが、京成電鉄押上線 京成曳舟駅の西改札口ラッチ外にアニメ「からかい上手の高木さん2」のフィギュアがいる。位置的には西改札口を出てすぐ右側のエリアで、そこに高木さんが通う学校の教室を再現したスペースがあり、ここに設置された机椅子セットに、アニメに登場している高木さんの等身大フィギュアが座っているという展示スタイルだ。
ナゼ古いネタかというと、この高木さんエリアは2019年8月2日にオープンしてすでに2年チョイ経っているからになる。では、どうしてそのような古いネタをいま頃に紹介するのかというと、元々は1年間の設置予定だったモノが、なんと2年以上も経過した現在でも設置されている点にある。
ところで、読者の方の中には「高木さん」って誰!? っと思った人も居るのではないだろうか。アニメファンなどの方からするとイマさらネタなので簡単に言ってしまうと、香川県小豆島出身の漫画家の山本崇一朗氏がゲッサン(小学館)に「からかい上手の高木さん」のタイトルで連載をしているコミックに中学生の男女2人が中心人物として出てくる、高木さんはその女子の方の名字。元の物語は、作者氏の出身地である小豆島を舞台に展開してゆく。
その後に「からかい上手の高木さん」は同タイトルにてTVアニメにもなっているので、アニメファン以外でも何かで見たことがある人は多いだろう。
それでは高木さんのフィギュアを眺めていこう。
そして、高木さんが京成電鉄の制服を着た等身大パネルも登場する。
ある意味、鉄道好きにはこちらのパネルと一緒に写真を撮る方に魅力を感じるかも知れない(笑)。
また「からかい上手の高木さん」とは関係ないが、高木さんエリアの対面に京成曳舟駅が地平駅だった頃の写真も展示してあるので、それも掲載しておこう。
■なんで高木さんが曳舟に!?
では何で小豆島の高木さんのフィギュアが東京の京成曳舟駅に居るのか? それは、曳舟駅から程近い位置の東京都墨田区に鎮座している「高木神社」が、「からかい上手の高木さん」の聖地として有名になったことにより、同作品とタイアップし、高木神社の最寄駅である京成曳舟駅に高木さんエリアが開設されたからになる。
東京都墨田区に鎮座する高木神社の訪問記は次回「続篇」にて掲載することとして、以下では京成押上線京成曳舟駅を通る電車を紹介していこう。
5社局の電車が走る押上線
いまだったら郊外鉄道と地下鉄が直通運転するのが当たり前の時代なので5社局の電車が走る路線なら東急東横線系統とか他にもあるし、2023年3月には相鉄線が東急線と直通運転を開始するので、もっとたくさんの社局の電車が走る路線ができてしまうが、現時点では5社局の電車が走る路線は数が少なく見応えがあるので、京成押上線にどんな社局の車輛が通っているモノかをお見せしておこう。
先にも記しているが、高木神社への訪問記は次回「続篇」にて掲載するので乞うご期待。
京成押上線沿線が聖地のアニメといったら…コレ
TVアニメの話になったので、もぅ一箇所…。配給の系列はからかい上手の高木さんとは異なるけれども、京成押上線で有名なアニメの聖地になっている駅がもぅ一つある。
それは四ツ木駅で、駅構内はキャプテン翼の装飾一色になっている。
ナゼ四ツ木駅にキャプテン翼が…というのは、これこそ超有名な経緯なので、詳細は下記の京成電鉄のURLを参照していただきたい。
https://www.keisei.co.jp/campaign/
なお、四ツ木駅ラッチ外コンコースにおいて2021年11月9日からアニメ「キャプテン翼」×葛飾区特別装飾コーナーが登場している。2022年3月27日までの期間限定デザインとのことなので、興味のある人は急ごう。
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。
[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。