TOICAのサービスエリアを米原・熱海・国府津まで拡大

[場所]JR東海 TOICAエリア

2021年3月13日から、JR本州三社の隣合う交通系ICカードサービスエリアをまたいで乗れる、新幹線および在来線におけるIC定期券を発売開始したが、これと同日にTOICAエリアが「米原⇔TOICAエリア⇔熱海・国府津(御殿場線経由)」まで拡大された。
まぁ熱海・国府津や米原からTOICAエリアまで行くorその逆向きに乗る場合、いままでは乗車券を買っていたのが、この3駅のみ交通系ICカードでラッチを通れるようになったというだけで、結局TOICAエリアから見て上記3駅以遠からorまで乗車する場合には、いままで通り乗車券を購入しなくてはならないので、それほど大ニュースではないのだが、先日に熱海駅を通ったおり、ポスターで大々的にアピールしてあったので、ココで紹介してしまうことにした。
そんなわけで、詳細は下写真のポスター内の説明を読んでいただきたく、本文はそれの掲載にて省略することをお許し願いたい(笑)。

ポスターのコピーがすべて同じなのは気にしないでおこう(笑)。
さてTOICAエリアからorまで、国府津・熱海・米原に在住or勤務通学している人には、便利になって嬉しいニュースだが、その先、彦根以西・湯河原~鴨宮・二宮以東までorからの場合は、結局は乗車券を購入せねばならないことが、当サイトの読者なら理解していただけたと思う。


そしてもう一つ、こちらはかなり重要なのだが、2社以上をまたがる新幹線および在来線におけるIC定期券の利用の場合、定期券区間外では自動改札機を使用できないので注意が必要だ。
ただ便利な点として、新幹線IC定期券は定期券区間内であれば新幹線に並行する在来線も利用することができる利点はある。
もっと詳しいことが知りたい方は、下記URLを観ていただきたく、お願いしたい。
https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040926.pdf

■コレがTOIKAエリアIC専用改札機だ
熱海駅と米原駅在来線のTOIKAエリアからのIC専用改札機の写真も載せておこう。

熱海駅在来線のTOIKAエリアからのIC専用改札機。
米原駅在来線のTOIKAエリアからの専用改札機(左)。
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。