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[場所]京都丹後鉄道宮豊線 与謝野駅南南西約7.5km
前回2020年1月18日アップの「加悦SL広場」の記事の続きになる。
この加悦SL広場といえば、展示車輛数が多いのは既報の通りで、そのため記事は3部に分けての構成とさせていただいて、「前篇」では鉄道駅からバスでの行き方と、無料エリアの展示物を掲載したが、「中篇」では動力車をメインに話を進めていこう。
ただし動力車といっても、静態保存で動かない車輛が含まれている点は理解していただきたい。
明治7年の阪神間開業に際して英国から輸入したSLも収蔵
動力車の中で、まずは施設名の一部にもなっているSLを紹介していこう。ところで、ココのSLの中には、何と官設鉄道が大阪駅-神戸駅 間を仮開業した1874年(明治7年)に際し、英国から輸入したカマも収蔵されている。なので、SLは古い方から順にお見せしていくことにしよう。
ちなみに、官設鉄道 大阪-神戸 間開業に際しての天井川隧道の記事を2016年1月6日にアップしているので、ついでに見ていただけるとありがたい。
なお、加悦鉄道からの車輌はかなりが2003年12月に「旧加悦鉄道車両群」として町指定文化財に認定されている。
内燃車輛は内燃機関車から内燃動車の順に紹介
内燃車輛に関しては、内燃機関車と内燃動車を分けた以外、特に順番にはコダワらず列挙させていただくことにした。あえていえばココの内燃機関車は全てディーゼルエンジン装備のため、区分名は DL で問題なかったが。
この項での特筆すべきは、筆者的に大きく取り上げたかった「DB201」が入場していた点にあるだろう。加悦SL広場が3月以後も存続して、またいずれ撮影できる機会が訪れることを願いたい。
なお、加悦SL広場のDL群は、後で紹介するTMC100形モーターカーも含めて動態保存となっている。
内燃動車の区分名は、キハ101とキハユニ51が当初ガソリンカーとして竣工しているので、コレで良しとしよう。
保線機械もココの項で紹介してしまおう
排雪モーターカーも動力付車なので、こちらの中篇に入れてしまったが、そんな保線機械の項を作った流れで、行き場が難しい手漕ぎトロッコも仲間にしてしまった。
開館時間 10:00~17:00
火曜・水曜・木曜は定休(祝日の場合は開館)※年末年始は別途
入場料 中学生以上 400円
小学生 200円
小学校入学前の小児は無料
当サイトは以前から原則として有料入場施設(旅客営業規則による乗車券類を除く)は紹介しない方針だったが、この度は緊急事態のため、有料施設ではあるが取り上げさせていただいた。これからの当サイトにおける有料施設の紹介への指針にできたら幸いに思う。
次回「後篇」では客車・貨車を紹介していく。
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。
筆者追記:加悦SL広場は2020年2月17日に宮津海陸運輸株式会社より「2020年3月31日をもちまして閉園することを決定いたしました。」の発表がありました。
[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。