立山黒部貫光がHP内にアップした、2024年11月30日にラストランを迎えた日本最後のトロリーバスの記録
[場所]立山黒部アルペンルートHP内
富山県と長野県を結ぶ立山黒部アルペンルートは、現在冬季間の閉鎖期間に入っている。このルートのうち、富山県側を運営する立山黒部貫光部分には、一部区間の立山トンネルにトロリーバスが運行されていたが、2024年11月30日(土)にトロリーバスとしてのラストランを迎えた。このことは、当サイトにおいても何回かアナウンスしてきた。
さて、その立山黒部貫光の公式HP立山黒部アルペンルートにて、ラストランの記録などを収録した「立山トンネル トロリーバスの軌跡」を、2024年12月19日に公開した。
https://www.alpen-route.com/trolleybus/
主なレポートは、トロリーバスの仕組み・運転士さんのヒミツ・各種資料・イベントレポート・ラストラン報告など。そして走行音、トロリーバスの動画などが収録されている。
この年末年始に、家などに居る機会の多い方は、ぜひアクセスして昔日を偲んでいただけたら幸いだ。
立山黒部アルペンルートHP
https://www.alpen-route.com/index.php
別件になるが、神奈川県川崎市の保存トロリーバスが撤去
ぜんぜん全くの別地域のネタになるが、奇しくも日本国内唯一現役最後のトロリーバスである立山トンネルトロリーバスがラストランを果たした3週間後の2024年12月21日(土)に、神奈川県川崎市高津区の二子塚公園に保存展示されていたトロリーバスの廃車体、元・川崎市営トロリーバス104号が、他所での保存のため、搬出されていった。
なお、このトロリーバスの保存展示車輛につていは、姉妹サイトバスファン.jpにて、2019年4月23日アップでレポートしているから、ココでの紹介は省略させていただくので、気になった方はそちらを合わせて読んでいただきたくお願いしたい。
何処に保存されるのかは、当記事アップ日時点ではまだ未発表なのだが、良好なカタチで保存されることを願っている。
せっかくなので関電トンネル・トロリーバスの架線分岐部分の過去記事も紹介しとこう(汗)
日本国内の現役トロリーバスの終焉のニュースに鑑み、もぉ一つ。2018年8月13日アップ「2018年11月30日が見納め 屋外でみれるトロリーバス架線分岐」の記事に使用した関西電力・元300形無軌条電車と架線の合流分岐部分のアップ写真も掲載してしまおう。
ちなみに、架線の合流分岐部分を通過するスライダーのアップ動画をユーチューブで公開しているので、合わせて視ていただけたら有りがたい。
視聴は下記URLにて。
https://youtu.be/2ObUo1IC7GI
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。
[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。