バスの話題だけども、駅前ネタということでご紹介
[場所]JR上越新幹線など 新潟駅万代口
JR上越新幹線・JR信越本線・JR白新線・JR越後線 新潟駅は、在来線が高架化されたことにより、その高架下に生まれた空間に、新たなバスターミナルが万代口と南口を統合したスタイルで開設されることは、2020年10月30日アップ「新潟駅新在特急対面乗り換えスタイルを眺める+α」の中でそれとなく(笑)報じている。この新しいバスターミナルが、いよいよ2024年3月31日に開業する。コレに合わせ、ついに新潟駅名物の万代口頭端式バスターミナルが、2024年3月30日に見納めとなる。
頭端式バスターミナルとは、道路や駅前広場面のに対してバスが直角or斜めに停止するように行き止まりのバス停を設けたバスターミナルで、直角構造の場合は出入口からバックで入り停車、出発は前進で発車してゆく方式になっている場合が多い。
頭端式は、かつては全国の地方中心都市のバスターミナルでよく見られた形式だけれども、近年はその数を減らしている。首都圏を例に取ると、筆者の知る限りにおいて、直角出入口方式は東急東横線 綱島駅東口くらいなモノだろうか? それと斜め出入り方式ならJR東京駅 八重洲南口といった東京のド真ん中にあったりするが、実は案外希少な存在なのである。
頭端式バスターミナルは首都圏でもまだ見られるので、あまり稀少には感じない方もいるかも知れないが、万代口バスターミナルの場合は13番線まであって、道路から見てバスが直角に13両も並べて停まれる点、そしてそれを全て覆う片持ち式の大屋根を備えてと、その規模と雰囲気において、現役時代のうちにぜひ眺め、利用をしておきたい存在と思うのは筆者だけではないハズだ。
新バスターミナルの事業や概要は、新潟市のHPに出ているので、そのURLを下に載せておく。
https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/doro/ekisyu/ekimaehiroba/ekishu202005.html
上のHPに掲載の高架下交通広場整備イメージ・イラストによると、高架下交通広場の新バスターミナルは斜め停車の頭端式になるようだ。
さらに、新潟市のHPからリンクの「新潟駅バスターミナルの開業について」のPDFは下記URLにて。
https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/doro/ekisyu/ekisyu-osirase/basuta-minaruopen.files/niigatabtkaigyou240202.pdf
どうやら2024年3月30日には開業記念式典などの催しがあるようだ。
せっかくだから万代口バスターミナル廃止後の前途が気になる「新潟市街角歴史案内」パネルの写真も載せておこう。
本記事に使用している写真は全て2020年撮影のため、万代口バスターミナル部分以外の、写っているバスや建物などは時代的に存在していないモノもあるため、背景的にはイメージな点を申し添えておきます。
記事の内容とはズレるが、新潟駅2階南口に居る「忠犬タマ公の像」にて本篇を〆よう。
バスセンターのカレーは2020年9月18日にリニューアルオープンしている
新潟駅万代口バスターミナルの話題ではないが、新潟駅周辺整備事業完成後に万代シティバスセンターがどうなるのか気になる人も居るかと思うので、姉妹サイトのBusfan.jpに以前書いた「バスセンターのカレー」ネタを、せっかくなのでココに転載させていただく。
新潟交通に詳しい方ならいまさらネタだが、新潟駅万代口バスターミナルと、「バスセンターのカレー」で有名な万代シティバスセンターは別モノになり、バスセンターの方は万代口から北西約600mの地点にある。
なので、バスセンターのカレーを提供している名物万代そばはこれからも同じ場所で営業を続けるので、バスセンターのカレーファンの方は心配するなかれ。
なお、この名物万代そばだが、入っている建物の耐震補強のため店舗を2020年6月22日(月)から一時移転していたが、2020年9月19日(金)より元の場所に戻りリニューアルオープンしている。
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。
[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。