とにかく磁力浮上
[場所]東京ビッグサイト
東京都江東区にある東京ビッグサイトにおいて「全日本模型ホビーショー」が2023年9月29日(金)~10月1日(日)の3日間(一般公開日は30日・1日のみ)に、日本プラモデル工業協同組合の主催で開催された。
このことは、2023年10月23日アップ「全日本模型ホビーショー第61回…鉄道系展示巡覧篇」で報じているけれども、その記事の中で「出展メーカー名の末尾に『♥』が付いているブースに関しては、いずれ単独にて、不定期ながら紹介予定…」と予告してあったが、その流れでのブース展示品の中から、この度は「ノエルコーポレーション」のブースを紹介していこう。
なお、出展社名は「ノエルコーポレーション」となっていたが、本記事では以後ブランド名の「Noel」と表記させていただくことを申し添えておく。
NゲージスケールのリニアL0系
Noelブース内には磁力浮上軌道のガイドウェイエンドレスレイアウトが敷設されていたのだが、ここを超高速でグルグル走り回っていて、人目を惹きつけていたのがNゲージスケールの超電導リニアL0系。
その超電導リニアL0系模型走行シーンのスピード感が、スチル写真では伝わらないのが何とも残念ではある。
コレが本当に磁力浮上して走っているというから驚く。
上写真の軌道の中を見ていただいて解る通り、ガイドウェイ下部に鉄道レールのような重力式の支え物(下の横棒は横桁)は一切ない。
なお、コチラの編成は直線ガイドウェイのみのディスプレイモデルなので、上々写真のオーバルコースには使用できないとのコトなので、注意が必要だ。
■L0系磁力浮上フローティングモデルもある
上写真の右に写っていのが1/155スケールの超電導リニアL0系フローティングモデル。
いわゆる、車体が浮いた状態で止まっている置物。
フローティングモデルには超電導リニアL0系改良型試験車もラインナップされているのが嬉しい。
銀河鉄道999だって磁力浮上
SL列車のようなスタイルの「999」号が磁力浮上するフローティングモデルも発売されている。
まぁ「999」号はノスタルジックな鉄道車輛のような姿はしているが、実態は宇宙船なので浮いていても違和感はないわけで、Noelの目の付け所の斬新さには驚かされる。
ちなみに、展示品は「キャプテンハーロックエディション」ということで、2023年12月発売とのコトだ。
株式会社ノエルコーポレーション
http://www.noel.ac
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。
[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。