静岡ホビーショー第61回…鉄道系展示巡覧=前篇

まずは各ブースを巡って目にした鉄道系の展示品を大まかに紹介/その1

[場所]ツインメッセ静岡

静岡県といえば「模型の世界首都」を名乗っている。その静岡市にあるツインメッセ静岡において「第61回 静岡ホビーショー」が2023年5月10日~14日の5日間(一般公開日は13日・14日のみ)に、静岡模型教材協同組合の主催で開催された。
ということで10日の業者招待日に訪ねてきたので、ショー出展各ブースの中から、鉄道系模型に関わりそうな展示品を抜粋してリポートをお届けしよう。

Welcome board。
ちなみに掲載の順番は、まず北館の入口に近いブースからジグザクに、次は南館の入口に近いブースの東側からジグザクに、という順な点と、見出しの出展メーカー名は静岡ホビーショーのパンフレット館内マップ掲載名に依っていることを申し添えておく。
なお、記事中で出展メーカー名の末尾に「♥」が付いているブースに関しては、いずれ単独にて、不定期ながら紹介予定なので、待っていていだだけたら幸いだ。

北館大展示場

ことしの静岡ホビーショー第61回は、昨年・一昨年と比べると鉄道系展示物がかなり少なかったと感じた。ということで、以前なら「♥」が付くブースが10箇所以上あったが、第61回は9箇所に留まった。これも時の流れというものなのだろう(笑)。
さて、そんなコトもあり、本来なら「♥」マークにて後日に詳細というブースも減った都合で、写真2~3枚で紹介できるブースが増えたため、この度の「巡覧篇」では前篇/後篇に分けて紹介させていただくことにした。

■ハセガワ
いつものことながら「ハセガワ」と言いつつ「MODEMO」なのだが、そのMODEMOでは新製品の展示がなかった。ということで「♥」マークはなし。ご理解くださいナ。

ハセガワブースの中の「MODEMO」の展示スペース。
箱根登山鉄道のモデルの紹介なんだけど、陰に隠れているモハ1形or2形が、説明がなかったので、却って気になる???
前回で載せなかった方の路面電車レイアウトを載せておこう。
MODEMO URL
www.hasegawa-model.co.jp/item/modemo

■タミヤ
タミヤは鉄道系ではないが、「プラモデルができるまで」の企画展を開設。コレがパネル類の掲示やサンプルの出品だけでなく、射出成形機のホンモノまで持ち込んで設置していたが、それも何と稼動させてプラモデルパーツができる工程を実演し、成形機からでてきた出きたてホヤホヤの成型品(プラモデルキット)を貰えるという展示を行っていた。恐るべしタミヤ(なんか昨年も同じセリフを述べた気がする)。

射出成形機のホンモノ。
「プラモデルができるまで」の紹介プレート。
「金型の構造」の説明板。
木型の紹介。
タミヤには塗料の展示を期待したのだが、製品紹介的には無かった(泣)。けれどもせっかくなので、ジオラマ素材として何かに使えそうな気がしたコレを載せておく(なんか一昨年も同じセリフを述べた気がする)。

タミヤもなかなか面白いモノを出していたりするのだなと納得する。
どこぞのすし電に対抗して、誰かが「スイーツ電」とか作ってくれたらウケるのだが…。
タミヤ>デコレーションURL
https://www.tamiya.com/japan/deco/index.html

■カトー♥

KATOは、このEF55が目立っていたが、他にも新製品がまだまだあるので、さらにジオラマ用品も含めて、後日に詳細を掲載予定。
■マイクロエース♥

マイクロエースは後日に詳細を掲載予定。
■トミーテック♥

個人的にはDMVのモードインターチェンジがお気に入り。トミーテック関係は後日に詳細を掲載予定。
■ウッディージョー♥

ウッディージョーは「ヨーロツパの街並みシリーズ」が1/87スケールになっていた。上の東京駅丸の内駅舎など、後日に詳細を掲載予定。
■グリーンマックス♥

展示位置から察すると近鉄「あをによし」がショーでのイチオシか。グリーンマックスは後日に詳細を掲載予定。
■プラッツ
PLATZと言えば、静岡のプラモデル・模型メーカーだが、PECOのレールなど鉄道系の製品も展開している。

プラッツの受付わきの展示。PECOのレールが目立っている。
ということで、PECOのレールのアップ。
上写真内PECOのロゴ右に「Nゲージ2軸貨車シリーズ」とあるが、いわゆる「イギリス国鉄貨車」のこと。第61回では展示がなかったので、前回記事を参照願いたい。

下はプラレールの車輛。
1/150スケール建機の新作。キャタピラーCat272D2キッドステアローダー&297D2マルチステアローダー。1/150なので、Nゲージジオラマに使えそうなので載せておく。
PLATZの鉄道系製品URL
www.platz-hobby.com/categories/3.html

■GSIクレオス
昨年も出ていたガシャポンの「ミニチュアスイングコレクション」だが、ことしはガンダムカラーであった。

筆者的にはMr.カラーで有名なGSIクレオスのブースの一角。
左のグラス…個人的にウケた。
Mr.カラーURL
https://www.mr-hobby.com/ja/product1.html

■青島文化教材社
アオシマは鉄道系の模型の展示はなかった。だが、いつもプレスリリースを送ってきていただいてと日頃お世話になっている同社なので、せっかくだから何か紹介する製品がないかと探した結果、1/144スケールの飛行機ならNケージジオラマに使えるのではないか(個人の感想です)? と思い掲載しておこう。

1/144スケールのC-2。
奥の飛行艇プラモデルが1/144スケールのUS-2飛行艇。手前はペーパークラフト。
アオシマURL
https://www.aoshima-bk.co.jp

便乗で申し訳ないが、この機会なので2019年に撮ったUS-2の離着水シーンをyoutubeにアップしたので視ていただけたら有りがたい。ちなみに手前のペーパークラフトになっているUS-1の動画も過去にアップしてあるので視ていただけたら幸いである。


後篇は近々アップ予定。

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。