静岡ホビーショー第60回…京商篇

新幹線車輛が行ったり来たり…リビングトレインのKYOSHO

[場所]ツインメッセ静岡

静岡県といえば「模型の世界首都」を名乗っている。この静岡市にあるツインメッセ静岡において「第60回 静岡ホビーショー」が2022年5月11日~15日の5日間、静岡模型教材協同組合の主催で開催された。このことは、2022年5月15日アップ「静岡ホビーショー第60回…鉄道系展示巡覧篇」で報じているけれども、その記事の中で「出展メーカー名の末尾に『♥』が付いているブースに関しては、いずれ単独にて、不定期ながら紹介予定…」と予告してあったが、その流れでのブース展示品の中から、この度は「京商株式会社」のブースを紹介していこう。
タイトルでは館内マップ掲載社名の「京商」としたが、以後はブランド名の「KYOSHO」と記させていただく。
KYOSHOはラジコンやミニカーで有名なメーカーだが、製品のうち「リビングトレイン」は鉄道趣味的に注目の製品と思ったので、ココでの紹介の運びとなった。

リビングトレインの基本編成のラインナップ。
リビングトレインは、Nゲージ幅のレールに載る大きさの全長約400mmのダイキャスト製ショーティ4両編成を基本にした鉄道模型で、オプションのスイッチバックレールセットにより往復走行が可能になっている。
現時点では、ダイキャスト製の新幹線車輛4種が発売されている。
なお、プロトタイプがどんな電車なのかは、当サイトの読者にはイマサラと思うので、実物車輛の詳細はスルーさせていただく。
それでは、基本編成がどのようなモノなのかを眺めていこう。

■No.1 東海道新幹線0系
リビンクトレインシリーズ TQ001A (4両編成)/ディスプレイレール3本付

左が東海道新幹線0系。右が東海道新幹線N700S。
左が東海道新幹線N700S。右が東海道新幹線0系。

■No.2 東海道新幹線N700S
リビングトレインシリーズ TQ002A (4両編成)/ディスプレイレール3本付

右が北陸新幹線E7系。プラットホームは付属していないのでイメージ。

■No.3 北陸新幹線E7系
リビングトレインシリーズ TQ003A (4両編成)/ディスプレイレール3本付

左が北陸新幹線E7系。いまでは上越新幹線でも活躍している。JR東日本商品化許諾済なので、あえて記しておく(笑)。

■No.4 東北新幹線E5系
リビングトレインシリーズ TQ004 (4両編成)/デイスプレイレール3本付

ともに東北新幹線E5系。
ともに東北新幹線E5系。ジオラマは見本。

注意点として、「一般に発売されているNゲージの各種レールにて電源を入れるとショートする恐れがあり、大変危険ですので絶対にしないでください。」とのことだ。

■シリーズ基本編成モデルなど
車輛4両の基本編成は下写真のようなパッケージにて販売されている。

4両編成基本セットのパッケージ。E7系が先頭車しか並んでいないのは、深く考えてはいけない(笑)。

そして、基本編成への付属のディスプレイレールは下写真のような樹脂製一体形成のモノが3本付いてくる。

セットに付属のレールは樹脂一体形成だ。

■電動式セット&増設レールセット
さて、リビングトレインに行ったり来たりのスイッチバック運転をさせるには別売り「スイッチバックレール電動式セット」が必要になってくる。

スイッチバックレールの裏側(笑)をカットしてあるのはショー展示用。
左が増設レールセット、右がスイッチバックレールセット。
展示のスイッチバックレールは一部オープンにしたシースルーで仕組みが解る。
スイッチバックレールのセット内容は以下の写真のように、基本セットと、増設レールセットがある。

スイッチバックレールの解説。
上はスイッチバックレールの裏側をあえて見せているが、実際の製品では下写真のように仕掛けが見えなくなっている。

リビングトレインの基本4両編成のラインナップ。
レールセットのパッケージが下写真の左になる。

左がレールセット各種のパッケージ。右は中間車輛2両セットのパッケージ。
さらに右に写っているのが増結用「中間車輛2両セット」と「先頭車輛単品」なので、そのパッケージのアップ写真も載せておこう。

別売車輛のパッケージのアップで、左が中間車輛2両セット、右が先頭車輛単品。

KYOSHO EGG リビングトレイン URL
https://toy.kyosho.com/ja/living-train

KYOSHO URL
https://rc.kyosho.com/ja/

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。